――女性ということで思い出しましたが、学校説明会でのママたちのバッグのブランド率を調べたことがあります(笑)。やっぱりご家庭のバックボーンみたいなものも意識すべきでしょうか?

 学校説明会にオンラインではなくリアルに行くことの意味はあると思いますね。要は入学したと仮定して、そこに親子の居場所があるように思えるかどうかは意外と大きいと思います。

 周りのお母様方の服装を見て、普段着の方が多ければ庶民的な学校だと言えるでしょうし、スーツを着てバシッと決める方が多数派だったら裕福な方が多いのかもしれない。そういう「場の雰囲気」は我が家に合う合わないをダイレクトに感じさせるものです。

――次回は、「我が子に合う併願校の選び方」についてお聞きします。

※次回の記事「中学受験で青学と攻玉社に合格…どちらに行くべき?→SAPIX講師のアドバイスが深すぎた!」は11月29日に公開予定です。連載をフォローすると、新着記事がメールで届きます。
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広野雅明さん
SAPIX教育事業本部本部長。SAPIX草創期から、一貫して算数を指導。算数科教科責任者・教務部長などを歴任。現在は、入試情報、広報活動、新規教育事業を担当。
>>第2回記事はこちら:中学受験「とりあえず大学附属」で6年後に後悔する親子の特徴