そもそも「何を『逃げ』と呼ぶのか」という問題もありますよね。
自分の気持ちがつらいのに、無理して会社に残るのは、自分の気持ちから「逃げてる」ともいえます。
自分の心を大事に考えるなら、「逃げない」選択が「逃げ」だったりするんです。
他の人からバカにされようが否定されようが、とにかく逃げたから、今、生きているという人は少なからずいます。
「逃げる」ことを無責任な言葉で邪魔する人は、逃げようとする人の人生の責任をとってくれるわけじゃないですからね。
「3年続けないとどこも雇ってくれないよ」とか「転職ばかりしてると職歴に傷がつくよ」なんていう人もいるかもしれませんが、そんなふんわりした理由で、今がつらい自分に我慢をさせないでくださいね。
自分の人生を好きに生きるのには、誰の許可もいらないのです。
もちろん100%、好きに生きるのが難しい人も多いです。
「子どもがいるから、そんな自由になんて無理です」
『「そのままの自分」を生きてみる 精神科医が教える心がラクになるコツ』(藤野智哉 ディスカヴァー・トゥエンティワン)
「貯金もぜんぜんないし、自分の生活の安定もあるから、そんな自分勝手には生きられません」
その気持ちも状況もわかります。好きに生きるってなかなか難しい部分もありますから。
でも、100%好きに生きるのは無理だったとしても、10%くらいなら好きに生きられると思えませんか?
「子どもがいてなかなか自由にはできないけど、夜30分だけ好きな本を読む時間をつくろう」
「お金に余裕はないけど、週1回だけはカフェで好きなコーヒーを飲もう」
というように「好きに生きる」時間をちょっぴりもてるといいですよね。
時には「逃げる」こと、「好きに生きる」ことも大切なんですよ。







