・登録日(Xに登録した日)

・アカウントの所在地

・ユーザー名の変更回数(直近で変更した年・月も表示)

・接続元(どこの国・地域のアプリストア経由か、など)

 が表示されるようになったのである。

なりすましや嘘をあぶり出せる

 このアップデートの狙いは「アカウントの透明性の確保」である。平たくいうと、botやなりすましなど嘘をついているアカウントが蔓延しているので、それらをあぶり出せるようにする効果が期待された。

 これまで、海外発と思われる怪しいアカウントの発見には「不自然で怪しげな日本語を喋っている」だとか「普段投稿されている時間帯からタイムゾーンを推測する」など、結構アナログなやり方に頼らねばならなかったのが、「アカウントの所在地」が追加されたことで一発で看破できるようになる。

 この新機能の実装は少なからず影響をもたらしたようで、海外在住をウリにしていたアカウントが実は日本国内在住だった……という話をよく聞くようになった。

 ただしこれは私自身が検証や確認をしたものではなく、事実と断定はできていない。あくまで「そういう話があった」とあちこちで聞き、「まあそういうことはいかにもありそうだよな」と思わされたまでである。

 海外在住を自称して少し調子に乗りたかったアカウントの詐称が看破されるくらいなら、フォロワーは「だまされた~」と憤慨し、詐称したアカウント本人は「恥かいた」と身をくらます程度で済むが、もっと悪質で巧妙なのは政治・思想系のなりすましアカウントである。

 それらによる情報発信は、所在地・国を詐称して印象操作を行い、受け手の思想をさりげなくいじってこようとする。

 たとえば自称「日本在住の日本人女性」や自称「日本在住のアメリカ人男性」が「日本のここが至らない」とさかんに発信していたが、実は日本以外の国に所在地が表示された例がある。この場合、「日本在住」を詐称して自説の説得力を高めていたわけである。