見極める時間が徐々に短くなってくると、さらに効率良く仕事ができるようになります。
仕事がデキるドイツ人は
「断る・任せる」が上手
次に、「捨てる」という行動に入ります。ここでの「捨てる」というのは、頼まれたことを断る、自分がやるべきでない仕事を人につなぐ、そもそも手を付けないなど、やらないことを手放すことを指します。
「NO」と言うことが苦手な日本人にとっては、なかなか難しいことかもしれません。
いまでさえ、「これって必要なのか?」「これは私がやるべき仕事なのか?」と思っているタスクを、断れないからやっているという人もいるでしょう。あるいは、「自分が対応しないとだんだん頼ってもらえなくなるかもしれない。他の人が任されて他の人が評価されてしまう」と心配になってしまう場合もあるでしょう。
でもそういった心配ですら取り越し苦労かもしれません。仕事を他者に上手に任せることができる人は「手際が良い」「仕事ができる人」「部下を育てるのが上手」という評価につながる可能性だってあるからです。
ドイツ人は、断る・任せるのがとても上手です。断ったからといって、人間関係が悪くなるわけでも、お互いの機嫌が悪くなるわけでもありません。とてもあっさりと、そして相手の機嫌を損ねないように「NO」という意思表示をします。
断ることが苦手なままでいると、自分の自由な時間はどんどんなくなってしまいます。ドイツ人に倣って、捨てることを得意にしていきましょう。
日本人の私がおすすめする断り方や任せ方としては、「この案件が一番得意で適任なのは○○さん」と一言添えて、委ねることに慣れてみることかなと思います。
ちなみにドイツ人はこのような言い方をしなくてもあっさり断ります(笑)。
逆に残った1割の仕事は
集中して取り組んでいく
9割捨てることで、手元に残った「重要なこと」はとても少なくなりました。
ドイツ人は、残った「重要なこと」に取り組むときは、とことん集中して、むしろ効率が悪いのでは?と感じるくらい、より良くなるように工夫をします。







