たとえば、仕事の新規プロジェクトや、PTAなどの集まりで役割を決めるときに、居心地の悪い雰囲気に負けて、思わず手を挙げてしまう人も少なくないのではありませんか。

 ドイツでは、そもそも本当にやりたい人しか手を挙げません。

 また、重要な役割を担うことになった場合は、相応の給料交渉などをします。明らかに任されることが多くなったときには、「周りの人より多いから分担してほしい」とはっきり伝えます。

 自分の役割が増えそうなときには、「本当に自分がやりたいことなのか?」「やることによって、相応のメリットが自分にあるのか?」を意識しましょう。

「いい人」に見られたくて役割を請け負うのを悪いこととは言いませんが、それによって自分の時間が奪われているのであれば、それほどの価値があるのかを見直してみてください。

 ただただお人好しになってしまって、あの人は仕事を断らないから任せておけば良いと思われ、どんどん業務負担が多くなるなんてことにならないように意識を持つことも大切です。