受けやすくて受かりやすい埼玉中位校
全体的に上向いている西武学園文理の合否判定はAC(アカデミックチャレンジクラス)とCR(クリエイティブクラス)で行われる。ランクアップも多く見られるが、実倍率がとても低いため、いずれの入試回も受かりやすい状況が続きそうだ。10日[1回]は、Eランクの「AC」(147人・1.2倍)は5割半増、GからFランクに上がった「CR」(118人・1.2倍)は3割増と幸先がよい。10日午後[1回特待]のEランク「CR」(52人・1.3倍)が9割増、12日[2回]はGからFランクに上がった「CR」(39人・1倍)は2割半増、新設された12日午後[2回特待]の志望者は増加傾向にある。受験者数が少ない16日[英語](25人・1.8倍)は減少傾向、受験者数は多いものの志望者はごく少ないFランクの17日[適性検査型](217人・1倍)は増加傾向にある。23日[3回]のFランク「CR」(5人・1倍)は5割近く増加している。
浦和実業学園は基本的にFランクだが、10日[4科型](229人・1.7倍)が微減、10日午後[2科型](227人・1.6倍)が1割弱増、12日[4科型](104人・1.6倍)は1割半増、16日[英語](25人・1.8倍)は微減傾向となっている。志望者が少ない入試回では、12日午後[3科型](54人・1.9倍)は2割減、いずれもGランクの10日午後[適性検査型](211人・1.4倍)と19日[適性検査型](205人・1.3倍)、24日[4科型](83人・1.6倍)が大幅減となっている。
昌平も志望者数は全体的に少ない。Fランクの10日午後[Tクラス](80人・1.4倍)と13日[Tクラス](37人・1.3倍)は1割減と増加傾向に分かれた。Fランクの13日[Tクラス](22人・7.3倍)は大幅減、いずれもGランクの10日[1回一般](80人・1.3倍)が微減、11日[2回一般](33人・1.4倍)と12日[3回一般](26人・1.6倍)は大幅減と緩和傾向が目立つ。
西武台新座は志望者数がごく少ないものの、全体的に大きく減少傾向にある。Fランクの11日午後[2回特待](33人・2.8倍)と14日午後[1回チャレンジ](36人・1.2倍)は大幅減となっており、Gランクの10日[1回](66人・1.3倍)、10日午後[1回特待](58人・2.8倍)、11日[2回](40人・1.3倍)はさらに緩和傾向が著しい。特待も含め、いずれの入試回もかなり受けやすくなりそうだ。
ここからはGランクの学校と入試回に触れていこう。実倍率1倍台前半の受けやすくて受かりやすい入試回がそろっている。多くは志望者数合計が30人に達していないので、傾向だけを記しておきたい。
模試の志望者数はごく少ないものの、東京農業大学第三高等学校附属は、FからGランクに下がった10日[1回特待](57人・1.1倍)が上向き、ランクのつかない10日午後[2回特待](71人・1.4倍)とGランクの11日[3回](19人・1.1倍)が大きく上向いている。どの入試回も受けやすくて受かりやすい。
武南は、ここ数年多くの受験生を集めるようになった。10日[1回午前2科4科](223人・1.4倍)が2割弱増、10日午後[1回午後](181人・1.4倍)は前年並み、12日[2回2科4科](61人・1.5倍)は1割増、18日[3回](70人・1.5倍)は月を追うごとに志望者数が増えて10月は4割弱増となっている。24日[4回](25人・2.1倍)も2割増と上向いている。
志望者数がごく少ない入試回も見ておこう。狭山ヶ丘高等学校付属10日[1回](44人・1.3倍)と本庄東高等学校附属10日[1回](46人・1倍)は増加傾向だが、埼玉平成10日[1回](53人・1.2倍)と聖望学園10日[1回](73人・1.1倍)は減少傾向となっている。新たに中学での募集を始める浦和学院は10日[1回]から6つの入試回を設けているが、いずれもGランクとなっている。特に17日[5回]は、月を追うごとに志望者数が増加している点が注目される。ランクのつかない自由の森学園の10日[A](37人・1.5倍)は前年並み、[B](31人・2.6倍)は減少傾向となっている。12日のGランクの秀明[I期医進・特進コース](11人・2.2倍)は半減している。







