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音楽を聴くだけならノウハウはいらないが、「作曲」となるとハードルが高い。しかしAIを使えば、いとも簡単にできるらしい。知識も技量もない筆者が「手軽に」曲を作った体験を披露しよう。(フリーライター 友清 哲)
子どもの頃から憧れの作曲
AIなら叶えてくれるかも…
AIが凄まじい勢いで世の中を席巻している。かつてインターネットの台頭を体験した世代としては、あの頃と似た熱量を感じる一方で、乗り遅れてはならない焦りを覚えもする。
実際、AIが非常に身近になった昨今だが、どう活用していいのかわからず、せいぜい検索エンジン代わりに使っているだけという人は少なくないだろう。かくいう筆者も似たようなものである。
しかしAIは今後、さらに社会の中枢に組み込まれていくはず。多少の苦手意識があっても、乗り遅れないためにはいまのうちからAIを手に馴染ませておく必要があるだろう。
そのためには日常生活の中にAIを取り入れるのが手っ取り早い。たとえば、最近は「ChatGPT」にダイエット指導を仰ぎ、しっかりと成果を出している人が珍しくない。あるいは筆者の周囲では、冷蔵庫の中の余り食材から、今夜の献立をAIに考えさせることで省力化を図っている人もいる。
これらはいずれも、生活圏内にAIを導入するにはうってつけの手段。AIというものの得体が肌感覚で知れれば、次のステップに進み、より様々な実務で活用することもさほど困難ではないはずだ。
そこで思いついたのが、AI作曲である。実は、作曲には少年時代から憧れていたのだが、音楽知識も技量も乏しい自分には、到底叶わぬ夢だった。しかし、自分の好みをAIに伝え、作曲のプロセスを代行させることはできそうだ。







