写真はイメージです hoto:PIXTA
NGな返礼品の選び方1
量ばかりを重視して選ぶ
まず、量ばかり重視して返礼品を選んではいけない。寄付額との費用対効果を考えるあまり量を重視する人は多く、ポータルサイト上では「和牛○kg」「イクラ○g」「増量中!」などとアピールする自治体も多い。
しかし、返礼品の対価は寄付額の3割以内というルールが定められている。つまり、量があまりに多いものは、品質が劣る可能性があるのだ。
ふるさと納税ポータルサイトの「中の人」だった筆者は、和牛の「量」を売りにしていた自治体の返礼品を試食した際、「脂がきつすぎて美味しくない…」と感じたことがある。
また、特に生鮮品は冷蔵庫・冷凍庫に入る量をよく考えないと失敗する。保存状態が悪くて劣化しては何の意味もない。自身や家族が食べ切れる量の返礼品を選ぶようにしよう。
NGな返礼品の選び方2
「市区町村長におまかせ」
ふるさと納税はそもそも、納税者が寄付先を選択できることで税金の使われ方を考えるきっかけになると、誕生したものである。その意義は深く、震災復興や自然保全、文化財の修繕、移動図書館車の導入など自治体の予算だけでは厳しい事業を実現するのに重要な役割を果たしてきた。
ところが近年、自治体の中には「これ大丈夫か?」と疑問に思わずにはいられない使い道をしているところも見られる。バブル期に「ムダ遣い」と大批判されたふるさと創成事業(市区町村が1億円を好きに使っていいとされた)を思い起こさせる。
この教訓を踏まえると、各自治体の使い道について安易に「市区町村長におまかせ」は選んではいけない。
それでは次に、使い道が意義深く、お得感もあるおすすめの返礼品を5つ紹介しよう。







