千代田区の老舗女子校
まずは東京の都心部から。千代田区内のJR中央・総武線の「四ツ谷」「市ケ谷」「飯田橋」「水道橋」駅や東京メトロ・都営地下鉄の各駅を最寄りとする中堅・中位校には、創立から100年を超える老舗女子校がそろっている。
その中でも多くの受験生を集める人気校が三輪田学園だろう。道を挟んだ向かいの法政大学との連携も人気の要因となっている。2科または4科の教科型と英検3級以上取得者が対象となる英検利用入試がある。後者は国算の得点が高い方+英語のみなし点(英検3級75点~2級以上100点)の200点満点で合否を判定する。
募集人数170人中の60人を割り当てる1日[1回]のEランク「午前2科4科」(238人・3.1倍)は2割減が続いており、26年は3倍を割って受けやすくなりそうだ。一方、「午前英検利用」(54人・1.6倍)は微増となっている。最多の受験生が集まるDランクの1日午後[1回午後2科](331人・2倍)は1割増と上向いている。2日[2回]のDからEランクに下がった「午前2科4科」(259人・3.5倍)は2割半減となっており、こちらも3倍を維持できるか。「午前英検利用」(56人・1.8倍)は10月の2割半増から11月には1割強減と一転している。3日[3回]の「午前2科4科」(295人・6.2倍)も1割半減と緩和傾向にある。
午前に「一般」、午後に「特待」入試を行う麹町学園女子の志望者数は、全体的に減少している。1.5倍を超える入試回はなく、これまでも受けやすかったが、26年はさらに受かりやすくなりそうだ。いずれも「2科4科選択」となるが、最も受験生が集まるFランクの1日午後[午後特待](106人・1.3倍)は1割半減、Gランクの1日[午前一般](76人・1.2倍)も1割減となっている。志望者数が最も多いGランクの3日[午前一般](50人・1.4倍)は微減にとどまっている。
英語4技能と国語・算数の基礎力を図る1日[英語型](15人・1.1倍)は大きく緩和傾向にある。国算2科と英検などの資格・スコアによるみなし得点で合否判定をする[英語資格型]は、1日午後(21人・1.2倍)と6日(12人・1倍)も同様で、ほぼ全入状態となっている。
Gランクが主体だが、一部にFランクの入試回も見られる神田女学園。国算英から「2科選択型」は2つ、[得意科目選択型]は1つを選ぶ。Gランクの1日[2科選択型](35人・1倍)と1日午後[特待生選抜]のFランク「2科選択」(31人・1.5倍)が受験生を多く集めた入試となっている。どちらも志望者数は上向いている。その他にも多くの入試回があるものの、志望者数はおおむね減少傾向にある。いずれにせよ、受けやすくて受かりやすいことに変わりはない。
すべてGランクの東京家政学院は、1日の午前と午後に受験生の8割弱が集中している。1日[午前](110人・1.1倍)は「得意2科・4科選択」「英語資格」「プレゼン」「適性検査型」と多彩な入試を用意しているものの、減少傾向にある。一方、1日午後[午後](44人・1.6倍)も「2科」「英語資格」「フードデザイン」という入試区分があり、こちらは大きく増加傾向にある。
和洋九段女子は、「本科」と「グローバル」という2つの入試区分を設け、前半の入試回では4科・2科・英語・プレゼンテーションなど多彩な入試内容を用意、後半は国算2科の基礎力入試を行っている。最多の受験生が集まった1日午後[2回得意科目]の「グローバル」(79人・1.1倍)は微増、「本科」(36人・1倍)は大きく増加傾向にある。2日午後[3回得意科目]の「一般」(22人・1.1倍)は減少傾向、志望者数の比較的多い3日[4回](19人・1倍)は上昇傾向と分かれた。いずれにせよ極めて受かりやすい状況に変わりはなさそうだ。







