グーグルが調査で突き止めた「生産性が高いチーム」の意外すぎる共通点写真はイメージです Photo:PIXTA

職場で感情的にふるまうことは、これまで「その人の性格」や「相性の問題」として見過ごされがちだった。しかし近年、感情の扱い方がチームの生産性や意思決定の質、さらには人材の定着や評価にまで大きな影響を及ぼすことが、データや研究から明らかになってきている。感情が不安定な人は、なぜ組織にとってリスクとなるのか。職場における「不機嫌」がもたらす本当の悪影響を掘り下げる。※本稿は、起業家の橋本真里子『感情の作法』(サンマーク出版)の一部を抜粋・編集したものです。

チームの生産性に
悪影響を及ぼす人

 今後、感情が安定している人を職場で評価すべきだという傾向はどんどん高まっていくはずです。

 なぜかというと、不機嫌な人がいると、チーム全体の生産性が下がることがわかっているからです。

 グーグルで生産性の高いチームの共通点を調べたところ、圧倒的に大切なのは、「心理的安全性」だということがわかったそうです。

 心理的安全性が高いチームは、離職率が低く、メンバーのアイデアをうまく活用でき、収益性も高い。

 心理的安全性とは、何かミスをしたり、つまらないことを言ったりしても、拒絶されない安心感があるということです。

 不機嫌な上司や同僚のいるチームでは、この心理的安全性がないため、離職率が上がるだけでなく、アイデアも出にくく、収益性も下がってしまうわけです。

 ちょっとしたアイデアを思いついた時、上司に相談したくても、不機嫌な対応をされるのではないかと思うと、「やめておこうかな」と思ってしまいます。

 緊急の報告ならともかく、思いついたアイデアを話さなかったからといって怒られるわけではないからです。

「これを言ったら怒られる」という地雷がわかっていればまだいいのですが、いつ何がきっかけで怒り出すのかわからない人には、なるべく近寄りたくありません。