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進学実績が復活傾向にある東京、神奈川の公立高校だが、「東京一科」への現役実進学率が高い最強の公立高校はどこか。特集『わが子が伸びる中高一貫校&塾 2026年入試直前版』の#26では、他のメディアで多用される延べではなく、本当の進学力が分かる「重複なし&現役で進学」した生徒の割合を示す「公立高校【東京一科】現役実進学率ランキング」を作成した。東京一科に加えて、「東京一科+旧帝大+早慶」など各大学群への進学率や、GMARCHなどを含めた全28大学への進学者数など詳細データも付けた。わが子に公立高校に進学してほしいという家庭はもちろん、中学受験をさせるか悩んでいる家庭もぜひ学校選びの参考にしてほしい。(ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)
進学実績が復活傾向の東京&神奈川の公立高校
日比谷、横浜翠嵐の2強に続く学校は?
首都圏の小学6年生による「2月の勝者」を目指す戦いは一段落したが、2月17日には神奈川、2月21日には東京の公立高校の入試が本番を迎える。
都市部では中学受験ブームが継続しているものの、それでも首都圏全体の中学受験率は20%程度だ。当初から高校受験ルートを選んだ家庭だけでなく、近年は中学受験を検討したものの、あえて「英語や数学の先取り」「習い事の継続」を優先して、高校受験を目指す家庭も増加している。
そこで今回は大学通信の協力を得て、2025年度のデータに基づき、重複なし&現役で進学した生徒の割合を示す「【東京・神奈川】公立高校・現役実進学率ランキング」を作成した。
対象とする大学は最難関大学群の「東京一科(東京大学、京都大学、一橋大学、東京科学大学)」と「その他の旧帝国大学(北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学)」「早慶(早稲田大学、慶應義塾大学)」「難関国立大(神戸大学、筑波大学、東京外国語大学、お茶の水女子大学、横浜国立大学」「上理(上智大学、東京理科大学)」「GMARCH・関関同立(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)」の全28大学。
ランキングには「東京一科」や「東京一科+旧帝大+早慶」、「GMARCH・関関同立以上(東京一科+旧帝大+早慶+難関国立+上理+GMARCH+関関同立)」の現役実進学率や28大学別の現役進学者数も付けた。
多くのメディアで公表される大学合格実績は「延べ合格者数」が使われるのが一般的だ。「延べ合格者数」の場合、既卒生も含まれ、1人の受験生が複数大学や、同じ大学の複数学部に合格すると重複カウントする。
また、合格者数のランキングでは卒業生が多い学校が有利になる。その意味で今回紹介する重複なし&現役で進学した生徒の割合を示す現役実進学率は、より学校の進学力を反映しているといえるだろう。
では、具体的に進学実績が強い東京・神奈川の公立高校はどこなのか。今回は公立中高一貫校を含めて、東京55校、神奈川26校の公立高校の現役実進学データを大公開する。
詳細は次ページで紹介するが、公立中高一貫校を含めて卒業生の10%以上が東京一科に現役実進学する都立高校は10校。神奈川の公立高校は4校だった。
首都圏の場合、中学受験か高校受験かで悩む家庭も少なくないが、この問いに対しては、家庭の教育観や、子どものタイプによって正解が異なる。保護者が公立高校出身か中高一貫校出身かどうかや、中高の6年間をどう過ごしたかでも見方が変わるだろう。公立高校の受験の場合、「内申点」をどう考えるかという問題もある。
いずれにしても、比較をするためには正しい知識が必要だ。近年は公立高校も上位校を中心に進学実績を伸ばす学校が目立ち、数年前とは勢力図が激変しているケースも少なくないだけに、ぜひ最新の実績を確認してみよう。
次ページではランキングの詳細を解説。わが子に公立高校や公立中高一貫校に進学してほしいという家庭はもちろん、中学受験をさせるか悩んでいる家庭もぜひチェックしてほしい。







