人は、それぞれ異なる時代、地域、風土、文化、家庭環境、教育環境、社会環境で生まれ生き、さまざまな経験を重ねてきているわけです。
したがって、「簡単にはわかり合えるものではない」のが当然なのです。
「そんな考え方もあるのか」と受け流す
ですから、「なぜだ?」「おかしい!」「許せない!」という気持ちになったときは、こう考えることをおすすめします。
「自分の考えとは違う。そういう考えもあるのか」
「私とはやり方が違う。そんな方法もあるんだな」
と。
無理にわかろうとする必要はありません。「自分とは違う」ことを理解し、受け止め、「そういう人もいるんだ」という感じで、スッと流せば、怒りをこじらせることなく、相手のいうことに反応してしまうことを回避できるはずです。
人とのコミュニケーションにおいて、「簡単にはわかり合えるものではない」という心がまえがあると、たとえ無神経な人と相対しても怒りが生まれにくく、また怒りが生まれたとしても抱えにくくなります。
逆に、少しでも「わかり合えた」という感覚を持てたら、それはとてもありがたいこと、幸せなことだと思えるようになります。
このことを理解した上でコミュニケーションを行なうことが重要だと思います。
そうすれば「鈍感力」を発揮して受け流すこともできるし、悪意ある批判を受けても適切に対応できます。少なくとも、
「あまり深刻に考える必要はない」
ということがわかります。
「わかり合うことは難しい」というのを前提とした上で相互に理解し合う努力こそが、「怒らないコミュニケーション」の本質といってもいいかもしれません。
「あの人」をコントロールすることはできない
「他者の評価を気にしすぎる」というのは、多くの人の悩みの種です。
SNSで「いいね」を過剰に求めたり、誰かからの批判をやたら恐れたりして、一日中スマホを片手にSNSをチェックしている……。







