コラーゲンと言えば「お肌プルプル」と巷で言われているように、皮膚に多く含まれますが、実は皮膚だけでなく骨を作っているのもコラーゲンですし、筋肉と骨をつなぐ腱の部分もコラーゲンです。
身体中のありとあらゆる細胞の周りにコラーゲンがあると言っても過言ではありません。私たちの身体に含まれるタンパク質の中で最も大量に存在するのがコラーゲンで、タンパク質総重量の30%を占めています。
筋肉が骨を動かすのにも
コラーゲンの働きが必要
コラーゲンは細胞どうしを接着するタンパク質です。コラーゲンは繊維芽細胞(結合組織を構成する細胞の1つで、コラーゲンやヒアルロン酸といった成分を作り出す)という細胞から分泌され、それが細胞の外で集合して長くて丈夫な繊維となります。
細胞の表面にはコラーゲンと結合するタンパク質が多数埋め込まれているので、それらを介してコラーゲンが細胞をまとめ上げ、組織化するのです(図2-1)。
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同じ機能を持った細胞が集まったものが臓器ですが、その周りを包み込み、他の臓器の細胞と混じり合わないようにする膜の部分にも大量のコラーゲンが含まれています。
コラーゲンの存在が一番目立つのは、筋肉と骨をつなぐ腱の部分でしょう。腱の部分には筋肉細胞が無いのでコラーゲンだけが白く目立ちますが、コラーゲンは腱の部分だけにあるのではなく、すべての筋肉細胞の周りを覆うように広がっています。
コラーゲンを介して筋肉細胞が互いにつながっているので、それぞれの筋肉細胞の出す力が1つにまとまり、腱の部分で骨に伝わるのです(図2-2)。
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