2026年2月3日、埼玉県所沢市で街頭演説する高市早苗総理 Photo:JIJI
投開票が2月8日に迫る衆院選。物価高への不満、政治とカネの問題、将来不安が重なる中、各党は何を訴え、有権者はどんな判断を下すのか。ジャーナリストの池上彰氏と増田ユリヤ氏が今回の選挙で注目しているポイントや、注目の選挙区や候補者について語った。(ジャーナリスト 池上 彰、増田ユリヤ 構成/梶原麻衣子)
中道改革連合の伸び悩み
なぜ期待感を醸成できなかったのか
増田 高市総理の突然の解散で決まった衆議院選挙。いよいよ投開票日を迎えます。
池上 総理が解散を表明した直後に、公明党・立憲民主党の衆院議員が中心となって「中道改革連合」が結成されました。ところが結成のインパクトこそ大きかったものの、事前の情勢調査では支持が伸び悩んでいると伝えられていますね。
増田 なぜ新党のお披露目の際や、その後の政党のPRに、公明党代表だった斉藤鉄夫さんや、立憲民主党代表だった野田佳彦さんばかりが登場するのでしょうか。これでは「何か新しいことが始まりそうだ」という印象を持つのは難しいです。
「一体どんなことをやってくれるんだろう」という期待感がなければ、政策の中身まで見てもらえません。
斉藤鉄夫、野田佳彦、高市早苗、石破茂…
実はみんな新進党のメンバーだった
池上 斉藤さん、野田さんは1990年代中盤に存在した「新進党」のメンバーです。当時の顔ぶれを見ると、二人以外にも前総理の石破茂さん、石破内閣の外務大臣だった岩屋毅さん、都知事の小池百合子さん、さらには高市早苗さんも新進党に所属していました。
増田 もともとみんな一緒に行動していたんですね。斉藤さんは今もしきりに石破さんに「一緒に流れを作ろう」と声を掛けています。







