萩生田氏には強固な地盤
公選法違反で24年落選の菅原氏は奮闘
池上 萩生田さんには強固な地盤もありますからね。
東京9区から出馬している菅原一秀さんは19年の安倍内閣で経済産業大臣に就任しましたが、直後に地元の有権者にメロンやカニを贈ったことで公職選挙法違反の罪に問われ、21年に罰金40万円、3年間の公民権停止の判決が言い渡されました。
公民権停止が解除された24年の衆院選では無所属で自公の推薦を得て出馬したものの落選。しかし今回、菅原さんは自民党の公認を得ての出馬です。対抗馬は中道の候補で朝日新聞記者出身の山岸一生議員。こちらも激戦が予想されています。
北海道、北陸など大雪での選挙活動
これで平等な選挙と言えるのか
増田 今回の選挙は衆院解散から投開票までの期間が戦後最短の16日間。昨年夏に参院選があり、前回の衆院選からも1年3カ月ほどしか経っていません。投票率は上がるでしょうか。
池上 今回は北海道から北陸、日本海側の各地で大雪が降っています。その中で選挙活動をし、投票に行ってもらわなければなりません。
増田 北海道の選挙運動の様子を見たら、大雪でそもそも人が野外を歩いていません。候補者が街頭演説をしても人が集まりませんし、有権者が投票所に行くのも一苦労。そうした地方がある中で、雪の影響を受けない地方もある。これで平等な選挙と言えるのか、疑問です。
池上 選挙ポスターの掲示板が雪に埋もれる地方も出てきています。掲示板の掲載場所は、選挙管理委員会が行う「くじ」で決まります。掲示板の下段になってしまった候補者は気の毒です。
増田 今回が初めての選挙となる18歳の人たちは、受験を控えている人も多くいるでしょう。自分の受験に集中したい、体調も整えなければならないのに、誰に投票するかという比較検討もしなければならない。負担は大きいですね。
高市総理の「日曜討論」欠席、
「円安でホクホク」発言をどう見る?
池上 そもそもこの解散は何のために行われたのか。高市総理が解散表明会見で述べたことをまとめれば、「私か、私以外か」を選ぶ選挙だということになります。







