糖尿病の罹患率がもっとも高いのは青森県です(国民生活基礎調査2019)。さらに日本一平均寿命が短い県でもあるのです(厚労省都道府県別生命表の概況2020)。

 青森県に糖尿病が多い理由として、塩分摂取量が多いことや喫煙率の高さ(全国2位、国立がん研究センターがん情報サービス2019)があげられています。またクルマ社会のため、タバコを買いに行くのも車に乗って行く人が多いといわれています。運動量が不足している可能性が高いと考えられます。

 炭水化物のとり過ぎもあります。インスタントラーメンの消費量も高く、カップ麺のランキングでは堂々の1位です(年間カップ麺支出金額2023)。

 ラーメンなど炭水化物のとり過ぎは、糖尿病の要因である肥満を招くので、青森県民のラーメン好きが糖尿病の多さの一因になっているかもしれません。

糖尿病にかかりにくい
スポーツ好きな滋賀県民

 食べ物ではありませんが、糖尿病が少ない都道府県の人はよく体を動かしている傾向がみられます。糖尿病が少ない県は、1位滋賀県、2位沖縄県、3位東京都です(国民生活基礎調査2019)。

 滋賀県は2024年に平均寿命が日本一となりましたが、スポーツを通じた地域活動が盛んなことが原因の1つではないかといわれています。

 2位の沖縄県は1年を通して暖かい気候なので、冬は家にこもりがちな東北地方などに比べると、体をよく動かしていることが理由かもしれません。

 3位の東京都は車で移動することが多い地方の人に比べてよく歩く地域です。歩数ランキング(平成18~22年国民・健康栄養調査による)では、東京都が男性では2位、女性は3位となっています。

 糖尿病などの生活習慣病の予防には、バランスのよい食事と運動で、肥満にならないことがとても重要です。

健康寿命日本一に輝いたのは
お茶王国の静岡県

 介護の世話にならないで、健康的に生活できる期間のことを健康寿命といいます。この健康寿命が一番長いのは男女ともに静岡県(男性73.75歳、女性76.68歳)です(2022年データに基づく都道府県別健康寿命)。その大きな理由の1つとして、お茶(緑茶)をよく飲んでいるからではないかといわれています。