3.上から目線

 最後は、人間性の問題です。

 上から目線で、「俺が教えてやるぞモード」で対応してくる人は、基本的に嫌われます。

 年齢が上がると、若者に対してコミュニケーションが横柄な人がいたりします。一方、若い人でも、実績に対する自信が強すぎて、周りを見下してしまう人がいます。

 こういう人たちは、周囲とうまくやることができません。場合によっては、周りを追い込んで潰してしまいます。

 マネジャーは、このような兆候を早期に捉え、毅然とした態度で、改めるように指導する必要があります。

 組織運営の問題、特に人間関係にまつわる問題は、うまくいかなくなってから修復することが非常には困難です。

 早いタイミングで問題を検知するために、情報収集に努めましょう。

 本人とランチにいったり、1on1ミーティングを設定したりするのみならず、周囲からの情報も集めておくことをお勧めします。

 特段の悪気もなく、自然と人によって態度が変わることは、よくあることです。

 周囲の若手やチームメンバーには「何か気になることあったら、良い点も悪い点も、細かなことでも漏らさずに教えてほしい」と伝えておきましょう。

チームに対するアクションは
中途社員にとっても大きなメリット

 ここまで、中途社員を迎え入れるチーム側の観点でお話をしてきました。

 しかしながら、中途社員も、新しい環境に飛び込んでとても緊張しています。成果を期待されている中で、活躍しないと評価が下がってしまうと不安に思っているでしょう。

 この記事で述べたポイントは、実は、中途社員にとっても良いこと尽くしです。

 振り返ってみましょう。

・ 勉強会の講師を依頼する → 自分のことをメンバーに知ってもらう機会
・ 以前の仕事と、今回の仕事を比較する → 取り組む仕事(例:これから売るべき商品)への理解が深まる
・ 1on1をする、ランチに行く → マネジャーへの悩み相談の機会を得られる
・ 周囲の情報を集める → 立ち上がりが鈍い、などの問題をマネジャーが把握できる

 いかがでしょうか。まさに、一石二鳥ですね。

 中途社員に限らず、優秀なメンバーを生かすも殺すも、マネジャーの腕次第です。

 ぜひ、貴重な新戦力を最大限に活用して、チーム力向上を目指しましょう。