コンサル入社後に
「消える人」と「活躍する人」の違いとは?
だが、昨今の若手の中には「学生時代は『スマホで十分』という考えで、自分用のPCを持っていなかった」という層がまれに存在する。
こうした若手はスタート時点で出遅れていることになるが、必死でトレーニングすれば挽回することは可能だ。
入社前後の努力で差を埋められるため、分析力やスライド作成能力が入社後の評価を左右する決定的要因にはなりにくい。
成否を分けるカギになるのは、三つ目の「ビジネスセンス」である。
ビジネスセンスとは、「顧客の課題を的確に見つける」→「有効な改善策の仮説を立てる」→「より良い実行方法(ベストプラクティス)を設計する」→「施策を実行する」という一連のプロセスを、正確かつスピーディーに回せる才覚である。
先述の通り、一握りの優秀な若手コンサルは、入社時点ですでにこうした能力を備えている。そうでない層が、入社してからビジネスセンスを飛躍的に伸ばすのは容易ではない。そのため、若手の段階から「戦力」としての評価に差がついてしまう。
結果、評価の低いコンサルが「プロジェクトに参加させてもらえない」状態となり、苦悩の末に業界を去るケースもある。
筆者の経験上、ビジネスセンスに秀でた若手コンサルは、大学時代のアルバイトやインターン経験などを通じて、以下のような知識やノウハウをすでに持っていることが多い。
・売上はどうすれば伸ばせるのか
・コストはどうすれば減らせるのか
・売上が伸びていない時期は、どんな手を打てば改善するのか
・「売上はあるのに人手不足」という状況は、どうすれば打破できるのか
意外かもしれないが、これらのノウハウを体得するには、飲食店や販売スタッフなどの一般的なアルバイトが適している。上記の4点やビジネスの全体像について、実際に働きながら学べるメリットがあるからだ。
一方で、家庭教師のように、報酬は高くても「顧客との1対1で完結し、在庫も仕入れも不要」なアルバイトでは、コンサル入社後に役立つノウハウは身につきにくい。







