品薄続出の「ボンボンドロップシール」
自作する動画も人気を集める

 シールはキャラもの、キャラじゃないけどかわいいものや、ちょっとおしゃれなものまでとにかく幅広い。

 また、シールの形状もただの平べったいシールではなくちょっと膨らんで立体感のあるものも人気があって、キャラのお尻がプニプニ立体的に出ている「おしりシール」、中に水が入っている「ウォーターシール」、全国各地で買い求める行列や品薄が続出した「ボンボンドロップシール」など多様である。

 レジンなどの材料を使ってシールを自作する方法を紹介するノウハウもSNSでシェアされて人気を集めている。「【動画】100均の材料で作るボンボンドロップシール」という具合で、見てみるとどれも市販品と見まごうばかりの高いクオリティのものが制作されている。

「シール帳」の制作・編集は小物づくりとリンクするところがあるようで、シールを自作する心理的ハードルはそう高くなく、自作シールで自分のシール帳をさらに充実させていく楽しみ方もある。

 私が小学生の頃は女子たちにプロフィールカードを書かされていた記憶がある(書くのが楽しかった記憶もある)。その当時から今に至るまで女子たちのブームはシール帳、交換ノート、プリクラ帳などに移り変わっていったそうだが、どの遊びにも似た雰囲気が漂う点は興味深い。

 これらの共通点を挙げるとするなら「関係性を楽しむ」というところであろうか。

 発達心理学や社会心理学の研究では、女児の共感反応がやや高い傾向があるという報告もあり(諸説あり。男女の性差より個人差の方が大きいともされる)、それに関連付けてシール帳ブームを論じる切り口もありそうだが、ここでは「当時、女子たちはそうだった」という思い出話程度に留めておく。

 では当時私たち男子は何をやっていたかというと、ビックリマンシール、ガシャポン、カードダス、ミニ四駆などで、収集や競争、制作が主な楽しみだっただろうか。