ビックリマンのキラキラシールが盗まれたとかミニ四駆のホイールが盗まれたとか、ゲームボーイが盗まれたとか、思い返してみると何かを盗まれた記憶が充実している我が少年期だが(そのうち何割かは犯人を突き止めて返してもらった)、あれらのブームにはまった体験を経て何か培われたものがあったのだろうか(あったと思いたい)。
子ども同士の「トレード」はトラブルの元?
一方で社会性を培っていく要素も
というのも、娘のシール交換を見ていると、物の価値やトレードについて何も教えていなかったのに、友達同士で「これは大事なやつだからあげられない」「これはレアだから普通のシール3枚となら交換する」といった具合に、なかなか習熟したトレードを行っているようで、シール交換には教育的効果も期待できるのではないかと感じたのであった。
遊びの中で行われる「交換」は男児も行ってきたが、遊びの性質的により活発に行われるようになったのは1990年代後半に発売されたトレーディングカードゲームであろうか。
国内産で初めてのトレーディングカードゲームとなったポケモンカードゲーム(以下「ポケカ」)は現在に至るまで現役で遊ばれる世界的なヒットとなっていて、そういえば先日(2月16日)、米競売会社主催のオークションで希少なカードが25億円超で落札され、「もっとも高額なポケカ」のギネス記録を更新したというからすさまじい。
同じ「交換」でも、すごくおおざっぱな見方だと男児が収集寄り・女児は友好寄りの印象で、メインで楽しんでいるポイントがわずかに異なりそうではあるが、共にトレードを通して社会性を培っていく要素がある点は共通している。
ただし子ども同士の自治なので、交換がトラブルの元になることは容易に想定される。トラブル防止のためや、そもそもシールやカードという金品に準ずる物を子どもがみだりにやり取りするべきではないとして、学校や保護者が子ども間のトレードを禁止する場合もある。これは尊重すべきひとつの教育方針である。
子ども同士の交換のトラブルで代表的なケースといえば、交換という名の強奪だったり、交換後の片方の後悔だったり、価値を把握できていないために生じる極端に不均衡なトレードなどである。無論、シールを盗まれることもあるかもしれない。







