自分自身でルールを作り、それを守る強さが必要です。

 多くの人は仕事とプライベートを分けたいと思うかもしれませんが、私は少し違います。

 正直、この2つをきっちり分けるのは難しく、どこからが仕事でどこからがプライベートなのかを考えるのも面倒です。例えば、プライベートで釣りをしている時に、ふと仕事のアイデアが浮かぶこともあります。実際、仕事をしていないと思っても、頭の中では考えてしまうこともあります。そのため、2つを無理に分ける必要はなく、境界線も曖昧でいいと思います。

 いつでも仕事、いつでもプライベートと緩く考えるほうが、「時間がない!」という感覚もなくなるかもしれません。ちょっと突飛な考えかもしれませんが、こうした考えも心にとどめておいてください。

趣味に大金をかけても
心に不安が残ったら本末転倒

 好きなアイドルやアニメのキャラクターを応援する「推し活」にお金を使うのはごく自然なことです。グッズを集めたり、ライブに行ったりするのは楽しいですし、それが仕事のやる気にもつながるのなら、推し活には十分意義があると思います。

 これは、他の趣味にもいえることですが、収入と趣味に使う金額のバランスはとても大切です。自分の収入と見合わないほどお金を使ってしまうと、趣味がきっかけで人生設計が狂ってしまう可能性もありますからね。

 例えば、どうしても欲しいからといって借金までするのは考えもの。絶対にダメとは言いませんが、「計画的に返済できるのか」「生活に影響が出ないか」を見極めてから判断すべきです。

 だからこそ、趣味は年収に見合った範囲で楽しむことが最低条件になると思います。無理をしてしまうと、せっかくの趣味も楽しめなくなってしまいます。

 例えば、年収が数千万円あれば400万円の高級なカメラを買っても余裕がありますが、年収が400万円の人が同じカメラを買ったら、使うたびに「大金を使ってしまったけど、大丈夫かな……」と不安になることでしょう。

 趣味にかけるお金が可処分所得を超えなかったとしても、限られたお金の中で何に優先して使うかを考えると、まず大切なのは「将来のための備え」ではないでしょうか?

「今使いたい!」という気持ちに従ってお金を使えば、その瞬間は楽しいですし満足感もあるでしょう。でもその一方で、皆さんが抱える将来への不安はいつまでも残ったままです。

 結局のところ、お金の不安を解決するためには、「今の楽しさ」と「将来の安心」のどちらを選びますか?という話になります。

 もちろん一切の趣味をやめようという話ではありません。将来にお金を回すことを最優先にして、その上で残ったお金の範囲内で趣味を楽しみましょうということです。

 生涯にわたってお金の心配をせずに趣味を満喫するためには、今のお金を「未来の自分への贈りもの」として大切に使っていきましょう。趣味にかける金額は、「今の生活を脅かさない範囲」、そして「将来に回すお金を確保した上で楽しめる範囲」、この2つのバランスをぜひ意識してみてください。