この場合は、毎月必要な分だけ取り崩して使うことが大切ですね。そうすれば、使わない分はその先も運用が続き、お金は育っていきます。解約してしまうと育てられない、つまりお金が増えないわけですからね。老後は「お金を育てながら使う」という考えが、とても重要になってくると思いますよ。
65歳までは突発的なトラブルや子どもの教育資金などで投資したお金を使い、それ以降は年金にプラスするイメージで使っていくのが、これからのスタンダードになると思います。つまり、自分がもらえるであろう年金を計算して、100歳まで生きることを前提としたお金の計画が必要になりますね。
年金の受給額は、毎年誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」で確認ができます。ここには保険料納付額、直近13カ月の月別状況、年金加入金額、これまでの加入実績に応じた年金額が記載されています。それを見ると自分がいくらもらえるのかのイメージがつかめます(35歳と45歳では、これまでの年金加入履歴、全期間での月別状況も書かれています)。
毎年、ねんきん定期便を見ると、「これだけなの?」と思うこともあるでしょう。でも、逆にそう思うならば、すぐに対策が取れますね。足りないという焦りは、時として今後の原動力にもなります。いい意味で現実を捉えて、しっかりとした計画を立てていきましょう。
株式や投資信託の相続は
ややこしい上に面倒
亡くなった人が株式や投資信託を所有していた場合、それは相続の対象になり、相続人が相続することになります。相続人には、亡くなった人の配偶者と優先順位が高い人が該当します。
優先順位が高い人とは、順番に、亡くなった人の子ども、亡くなった人の父母や祖父母、亡くなった人の兄弟姉妹です。もし遺言書を書いていたら、その内容が優先されます。
株式や投資信託の相続手続きでは、名義変更が行われます。金融機関に連絡して、必要な書類などを確認しましょう。もし金融機関がわからないなら、証券保管振替機関に開示請求ができます。







