ニュースな本写真はイメージです Photo:PIXTA

投資についてよくわからなくても、とりあえず分散と長期運用を心がければ、積み立てNISAのハードルは高くない。しかし、60歳を迎えた頃から投資は一気に難しくなる。親からの相続と資産の切り崩しが同時に始まる60代は、お金とどう向き合えばいいのか。資産運用会社社長が回答。※本稿は、実業家の中野晴啓『貯め方・使い方の不安がスッと消える!女子が自分らしく生きるためのお金計画』(翔泳社)の一部を抜粋・編集したものです。

いざお金が増えてくると
使うのが惜しくなる

 人生100年といわれるようになって久しいので、それに向けてお金を貯めたり投資をしたりする人もたくさんいます。でも、増やすことが目的になり、死ぬ直前が一番金持ち!というケースも少なくありません。もちろん、いつ死ぬかはわからないので、いつか使おうと思っていたのでしょうが、その「いつか」を迎える前に人生が終わってしまう。そんなことも起こり得ます。

 それまでお金を増やすために我慢していたこともあるでしょう。もしかしたら人生の楽しみを犠牲にしていたかもしれません。でも、お金が増えていくと、増やすことが目的になってしまう……。

 皆さんが、増えたら使うのがもったいないと思ってしまうのは、不思議なことではありません。お金は使ったら減りますし、減ったら不安になりますからね。

 でも、将来自分が使うためにお金を育てるという目的は、絶対に見失ってはいけないんです。お金は墓場に持っていけません。まずは、「お金は使うために育てている」という大きな指針を持ち続けましょう。