顧問も同様で、自社ではカバーできない知見を専門家に託す方法は昔からありました。
正直なところ、専門のコンサルタントに依頼するより、高い知見を持つシニアを雇うほうがコストを何倍も抑えられるので、中堅・中小企業ではよくあるパターンです。
難しいのは、どこの誰が仲介役をしているのか、外部からはわからない点です。一部の派遣会社や人材紹介業がシニアに目をつけ、「顧問」を仲介するビジネスを開始していますが、応募するシニアから見ると、条件面のハードルが高いようです。
たとえば、「営業顧問」の条件は、業界や商材によりますが、月数社の取引先を紹介する、紹介先が枯渇したら契約終了といった場合もあるようです。
それよりも、同じ業界やかつての取引先の誰かの「ツテ」で転職するほうが、受け入れ先の企業もその人物のキャリアやスキル、現役時代の仕事ぶりや業績がわかりますし、双方にとって当たりハズレが少ないでしょう。また、契約期間や待遇も比較にならないと思います。
「誰かいい人いませんか?」と聞かれ、推薦したい人がいても、そうした人物にかぎって奪い合いになるケースも多く、「半年前に声をかけてくれたら……」とタイミングが合わないこともしばしばです。
「社外取締役、監査役、顧問なんて自分とは関係ない話」と思われるかもしれませんが、とびきりの学歴や職歴でなくても可能性はありますので安心してください、
売上数兆円、数千億円の企業の社外取締役、監査役となると話は別ですが、東証スタンダードや未上場の中堅・中小企業でしたら、専門スキルと協調性を兼ね備えていれば十分チャンスがあるでしょう。
あなたの仕事ぶりを近くで
見ていた人を1人ずつ思い出す
さて、あなたのこれまでの人間関係を学生時代から振り返り、何か話があった時にあなたを「こういう人がいますが……」と関係先に打診してくれる人はいるでしょうか?
もし思い当たる人がいなくても、定年5年前なら、まだ間に合います。







