そのうえであなたのことをよく知る人と情報交換し、新たな視点を加えてもいいでしょう。

 ちなみに、経理、財務、人事、総務などは業界によってあまり左右されない管理業務です。実務に強い人は、成長途上のスタートアップ企業や中小企業が狙い目となります。

 あなたが興味のある業界だったり、興味のある製品を作っている企業を見つけられたら理想的ですが、激務やパワハラ体質は避けたいものです。求人系サイトの社員・退職者情報、口コミなどを見て、ブラック企業でないか確認するようにしましょう(100%信じることはしないまでも)。

 最後に、ターゲットにした会社がオーナー企業だった場合の裏技を紹介します。

 オーナー社長や会長宛に、履歴書と職務経歴書を添えて手紙を書く方法です。

 手紙には、自分を採用することによって、その会社がどんな恩恵を得られるのかをできるだけ具体的に書いてください。先に進めるかは、その内容次第です。

 DMと異なり、開封される可能性が高いですし、興味を持ってもらえたら面接に至ります。うまくいけば試用期間を経て採用されるかもしれません。このやり方で成功した例を私は幾人も知っています。

 なぜこの方法が有効かというと、中小企業にとって採用が年々難しくなっているからです。転職エージェントを介すると、採用した人の年収の35~40%の報酬を支払わなくてはなりません。もし、こうした売り込みによって、必要とするスキルにマッチした人が採用できるなら、悪い話ではないのです。

 また、オーナー社長でなくても、業界のキーパーソンに依頼できれば(たとえそれが間接的だったとしても)、オーナー社長と交渉するのと同様の効果があることもあります。