親に本当に求められるのは
「周囲と比較」せずに見守ること
赤ちゃん言葉を使うかどうか、どんな本を読むか、何の習い事をさせるか。これらはすべて「手段」です。大切なのは、その背後にある「子どもとの関係性」です。
子どもが「ワンワン!」と言ったとき、「違う、犬でしょ」と訂正するより、「そうだね、ワンワンだね!大きいワンワンだね!」と一緒に喜ぶ。この一瞬の応答が、子どもの言語発達を促し、「言葉は楽しい」という感覚を育てます。
言葉の発達は、テキストや教材ではなく、親との温かいやりとりの中で起きます。赤ちゃん言葉は、その豊かなやりとりを生み出すための自然な入り口です。正しいかどうかより、楽しいかどうか。それが、言語発達にとって最も大切な問いになると考えています。
最後に大切なことをお伝えします。
子どもが小さい頃は、親は周囲との比較をしがちです。周りの同年齢の子どもが、しっかりとした言葉を発話しているのを見ると、自分の子どもを心配したり、焦りから子どもにそぐわない言葉を発話させようとしたりします。
子どもはみんな、発達のスピードがまちまちです。100人の子どもがいれば、100通りの発達段階があります。早期に発達している子もいますし、後々伸びていく子もいます。
ですから、周囲との比較はしないようにしてみてください。自分の子どもの成長に合わせて、適切な対応をしていく、これが最も大切なことになります。
今回は言葉という点でお話をしてきましたが、言葉だけでなく、学力や生活習慣においても同様に、親は世の中の平均と比べたり、周囲の子どもと比較したりしがちです。
確実にその子なりの成長速度で伸びていきますから、心配をせず、親子で今しか経験できない時を楽しんでください。







