最近はスマートフォンのアプリにも、歩数や消費エネルギー量を簡易に測定できるものがあり、これらをうまく活用するのも1つの手です。
筋トレを行う頻度は
週2~3回で十分
身体活動・運動ガイドの特徴の1つとして、「筋力トレーニング」という語句が使われています。一昔前は、筋トレはパワー系アスリートの補助トレーニングや、ボディビルダーが筋肥大のために行う特別な運動でした。筋トレに励んでいると、変人とまではいきませんが、少し特殊な人と思われていたのではないでしょうか。
しかし近年、持久系アスリートや球技系アスリートでも、強靱(きょうじん)な体づくりのため筋トレが取り入られるようになりました。特に日本人は、欧米人と比べると体格で劣り、技術はあっても競り負けてしまうことが多々あります。これを補うために、筋肉を増やすことが強調されてきたのです。
さらに、筋トレの健康作用やアンチエイジング作用がわかってきた今日では、高齢者も含めて幅広い世代で推奨され、市民権を得るようになったのです。筋トレのできるスポーツジムも増えてきました。安価に24時間いつでも利用できるコンビニフィットネスと呼ばれる形態も増え、ジムが身近に感じられるでしょう。
『筋肉はすごい 健康長寿を支えるマイオカイン』(青井 渉、中央公論新社)
一方、効果的な筋トレをやるのに必ずしもジムに行く必要はありません。自宅で、自重(自身の体重)やペットボトル、チューブ、タオルのような簡単な道具を使って負荷をかけて、筋トレの効果を得ることもできます。もちろん初めは安全に効果を得るため、正しい姿勢や動作を体得することは大事ですが、一度身に付けてしまえば、隙間時間でも行うことができます。
ガイドでは、年齢を問わず、週に2~3回の筋トレを行うことを推奨しています。しっかり筋トレを行うと、筋肉は疲労します。特に、久しぶりに行ったときや、がんばって行ったときには、しばしば筋肉痛を伴うこともあるでしょう。筋肉に微細な損傷が起こり、痛みを感じるのです。
しかし、その後しばらく休養することによって疲労感はなくなり、損傷した筋肉が再生します。このサイクルを繰り返すことによって、筋が肥大し、筋力は強くなります。休養も筋肉にとって大事な過程ですので、筋トレを毎日行う必要はないのです。
ガイドの中で、成人では週に合計60分の運動、高齢者では時間を問わず週2~3回の運動が推奨されていますが、これに筋トレを含めても構いません。







