ダイエットや健康のために体幹を鍛えるとよい、と聞いたことはありませんか。体幹を強化しようと思う人は、胴体まわりばかりを鍛えがちですが、それだけでは十分とは言えません。胴体部分ばかりでなく、足腰や足指、足裏の強さも大切なのです。プロトレーナーの木場克己さんの著書『プロトレーナーが本気で教える 完全体幹教本』(日本文芸社)より体幹の鍛え方を紹介します。
木場式新体幹メソッド
目指すべき姿はかかし!
体幹の強い体を作るためには下半身の筋力強化は欠かせません。特に体重を支える足首と足指をしっかり鍛えよう!
○上半身と下半身の連動でブレない軸を作る
体幹とは胸と背中、お腹、腰まわりをさしますが、その体幹を支えるために欠かせないのが下半身の筋力です。下半身は体の土台のようなもの。なかでも体重を支える足首の可動域が狭いと、うまくバランスをとれません。さらに重要なのが足指の動き。1本1本の足の指でしっかり大地を踏みしめられてはじめて、上半身を支えることができます。
例えば、田畑に立つ「かかし」の脚がまっすぐ地面にさされているように、下半身が強く床をとらえることができれば上半身はぐらつきません。上半身と下半身をうまく連動させることができれば、ブレない軸ができ上がります。