「携帯電話マナー4原則」など
厳しい生徒指導
長崎西高校の校訓は「自律」だ。「自律」は建学以来の校風だったが、創立30周年に校訓として制定された。
キャッチフレーズは「志高く 夢かなう 長崎西」、学校スローガンとして「燃えろッ!」がある。
05年には文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールの実践研究校に指定されている。20年には、その第4期指定(5年間)を受けた。
夏休み中の毎年8月9日は、登校日になっている。長崎に原子爆弾が投下されたのは、1945年のこの日だった。
長崎西高校は爆心地の南西約800mにある。この地には当時、旧制瓊浦中学があり多くの生徒と教職員が亡くなっている。8月9日を忘れないため、生徒は市内に点在する被爆遺構や長崎原爆資料館を訪れ、「平和」を学習する。
長崎西高校の正面玄関には、「北村西望コレクション」が展示してある。北村は長崎県出身の近代彫刻家で、長崎市内の平和祈念像などで知られる巨匠だ。文化勲章の受章者でもある。その北村が製作したブロンズ像や書画などだ。
この一連の美術品は、長崎西高校卒業2回生の南玄武が収集したものだ。南の遺族から、母校である長崎西高校に寄贈された。
長崎西高校の生徒指導は、厳しい。「学校は鍛える場所。嫌なことも、したくないこともさせる場所である」という考え方で固まっている。
例えば、「携帯電話使用マナー4原則」を定めている。校内持ち込みは禁止し、家庭でも21時以降の使用は禁止している。「無言清掃」「無言集合」「ワンストップ挨拶」といった指導もある。
進路指導も徹底している。放課後や夏・冬休みの補習が念入りに行われる。3年生は、理系・文系コースとは別に「難関大クラス」も設置している。
東大合格者は過去、1ケタ台にとどまっていたが、14年度の大学入試では現役・浪人を含め、14人が合格し初めて2ケタを達成できた。長崎県内の公立高校では、新記録となった。「難関大志望者60人以上」という目標もある。
26年春の大学入試(26年4月入学)では、速報段階の集計であるが、現役・浪人合わせ東大4人(前年度は4人)、京都大3人(6人)、大阪大4人(6人)、九州大22人(30人)、神戸大4人(6人)が合格している。







