何時に起きて仕事をするかより
ピークのときに何をするかが大切

 ただしこれはあくまで私の場合であり、あなたに「午前中に大切な仕事をあてなさい」と言っているのではありません。人によってはランチを食べた後くらいから心身ともに“ノってくる”という人もいるでしょうし、夜のほうが圧倒的に集中できるという人もいるでしょう。

 その場合は、その時間帯に高いパフォーマンスが必要な仕事をあてれば良いのです。

 何時に起きるか、何時に集中して仕事をするかはこの話の本質ではありません。

「ピークのときに重要なことをやっているか」が本質です。

 私はこれができるかどうかが、すべての仕事の質や成果を大きく左右すると思っています。

図表・1日のピークタイムに自覚的になる同書より転載 拡大画像表示

 そもそも、人間の能力なんて大差はありません。誤解を恐れずに言えば、私たちが「仕事」と呼んでいる営みのほとんどは、はっきり言ってそれほど難しいことではありません。

 にもかかわらず、成果というものに大きな差がつくとするなら、何か「外してはいけない大切なこと」を大きく外しているのです。

 あなたにお勧めしたいのは、自分の1日のピークタイムに自覚的になることです。

 できれば私と同じように、時間と能力の関係をグラフ化してみてください。

 もしどんなグラフになるのか思い浮かばないなら、明日からこのグラフを描けるようになることを意識して毎日を過ごしてみてください。

 そのグラフが頭の中にはっきり描けるようになったら、重要なタスクはそのピークタイムにあててください。あまり重要でない雑用はその時間帯にはやらないでください。重要でないミーティングがピーク時間帯に入りそうなら、参加できるとしても勇気を持って断ってください。それができないなら、時間帯をずらす相談を相手にしてください。

 そして空いた時間で、あなたの仕事にもっとも必要な「生産」をするのです。