質問を投げかけて相手が一瞬でもひるんだら、すかさず「ところで、この辺でおいしいランチのお店ご存じですか?」と別の話題へと切り替えましょう。新たなトピックを始めることで、詮索の火種を完全に消し去ることができます。

 仮に、相手が「うちは医師ですのよ~オホホ」とマウントをとってきたとしても、あなたの家の詳細を明かす義務はありません。「えー! すごいですね。尊敬しちゃう~」などとさっと流して、自分を守る姿勢を崩さないこと。しつこく聞いてきても、相手の挑発には乗らず「ふつうの会社員ですよぉ」と笑顔で通すのがよいでしょう。

「真の友情」を
逃さないために

 夫の勤め先を聞いてくる人は、一見厄介に感じてしまうかもしれません。しかし、やみくもに「敵認定」してしまうのは早計です。

 冒頭でも触れたように、相手があなたと「本当に仲良くなりたい」と考えている可能性もあるからです。

「食事や旅行に一緒に行きたいけれど、気軽に誘っていいものか」という疑問は、友情の芽生え始めによくあることです。食事や旅行にも金額の幅がありますから、なんとなくでも金銭感覚のすり合わせも必要になります。そうした「共通項探し」として質問しているケースも往々にしてあるのです。

 ただ、本当に仲良くなりたいと考えている人は、相手の心に土足で踏み込むような、嫌な聞き方をしません。相手の言葉に配慮や敬意が感じられるなら、友情のサインです。ほんの少しだけ情報を開示してみてもよいでしょう。小さな歩み寄りが、友情をより深めるきっかけになるはずです。

モヤモヤした
人間関係にサラバ

 家族の勤め先は、単なる世間話ではなく、センシティブな情報です。不用意に明かしてしまうと、生活レベルを値踏みされたり、予期せぬマウントに遭い、心穏やかな人間関係を壊しかねません。

「感じのいい人」はこの種の質問を聞かれても、心を閉ざすのではなく、相手を拒絶せずに笑顔で上手にかわします。さらっと受け流す余裕を持つことで、よりフラットで自由な関係性を築いていけるのです。

 相手をスマートにかわしながら、モヤモヤした人間関係からおさらばしましょう。

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