2025年の最新AI技術と実写を組み合わせた「TOKYO 巫女忍者」
「TOKYO 巫女忍者」の舞台は、江戸の風情を残した2026年の東京。人の心の醜さが姿に現れる妖化(ようか)という病が流行る世界だ。祈りを刃に変える異能を継ぐ巫女見習い・白石澄(莉子)は、白石家のせん滅を狙う忍者一族の末裔・久遠雅貴(藤原樹)と恋に落ちる。しかしそれは、破滅の始まりだった。母・結役に橋本マナミ、妹・静役に星乃夢奈、白石家と敵対する妖の執行官・玖條誠真役に渡辺いっけいが脇を固める。
ドラマ「TOKYO 巫女忍者」では、実写映像と生成AIによる映像が融合している 画像提供:日本テレビ放送網 拡大画像表示
AIチーフクリエイターというポジションは、「ドラマを作っていく中で自然発生的に生まれた」と古谷さんは振り返る。生成AIで何ができるのか現場に伝え、現場のニーズをAIに落とし込む。そんな橋渡し役が必要だったのだ。
「そんなのできるわけない」から始まったAIドラマ制作
古谷さんは、大学院でAIを用いた音声処理を研究し、音声技術職を志望して日本テレビに入社。配属はDX推進局、いわゆる情報システム部門だった。2025年9月には、本物の秋元康とAIの秋元康が楽曲制作で対決する番組「秋元康×AI秋元康 ~AKB48新曲対決」にも、AI側で参加した。
2025年のバラエティ番組「秋元康×AI秋元康~AKB48新曲対決」(日本テレビ公式サイトより)
そんな古谷さんに、同じ部署の先輩・川上さんから声がかかる。「AIを使ってドラマを作ろうって話が来ていて。うちでは誰もやったことないけど、興味ある?」
古谷さんの第一印象は、「そんなのできるわけない」だった。当時SNSで拡散されていたAI動画には面白いものもあったが、テレビドラマに持ち込めるレベルではない――そう感じていた。それでも、口をついた言葉は「やります」だった。







