「世間」と「社会」の違いを把握することが大切
組織には、世代も、キャリアも、考え方も違う人が集まっている。そうした状況で、対人関係が息苦しいと感じたときはどうすればいいか?
鴻上さんは、著書のなかで、「世間」と「社会」という2つのワードについて触れている。鴻上さんが定義する「世間」は、“現在、または将来に自分と関係のある人たちでできている世界”のこと、「社会」は、“自分と関係のない人たちでできている世界”のことだ。この2つの世界の違いを把握し、理解することが大切だと説く。
鴻上 日本人の多くは、「社会」ではなく、「世間」の中で生きています。自分の知っている人とは仲良くできるけど、知らない人とはコミュニケーションをどうとってよいかわからない。たとえば、エレベーターに乗ったとき、欧米では「社会」の人と会話するのが当たり前だから、目で会釈したり、「Hi!」と挨拶したりするけれど、「世間」に生きる日本人は、エレベーターの階数表示を黙って見ているだけ。そして、「世間」が強いと、「同調圧力」が生まれ、その同調圧力である「みんなと同じことをしろ!」といった空気に個人がとらわれていきます。独自の考えややりたいことがある人にとっては、同調圧力の強い「世間」が敵になるのです。








