「加齢臭は、レモンやライム、オレンジや森林系(マツなど針葉樹)の香りと相性が良く、これらの香りと合わさるといい香りに調香されます。一方、ミドル脂臭はヨーグルトのような発酵系のにおいなので、マンゴーやパッションフルーツなどフルーツ系の香りとの相性がいいです」
腸内にビフィズス菌が増えると
おさえられるにおい
一方で、「血液からにおう」皮膚ガスは、内側からの対策が有効だ。
【内側からの対策が有効な体臭(皮膚ガスの成分)】
疲労臭(アンモニア)
内側からの対策として注目したいのが「腸活」だ。関根氏は「腸でアンモニアの発生を抑えることができれば、皮膚ガスとして放散する『疲労臭』を抑えられる」という仮説をもとに研究を行った。
健康な男女12人(22~52歳)がビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖の一種「ラクチュロース」の粉末を1日4g、2週間摂取したところ、摂取後、徐々(8日目から有意)に皮膚のアンモニア放散量が減少し、15日後には摂取開始時よりもなんと83%減少したという(図1)。
図1 ラクチュロース摂取で疲労臭が抑えられる
データ提供/関根嘉香氏拡大画像表示
「便中のビフィズス菌の数が増加するのにともない、皮膚アンモニア放散量が減少する傾向も見られました。ビフィズス菌は、腸内で乳酸や短鎖脂肪酸を産生することによって腸内環境を酸性に傾けますが、腸内環境が酸性になることによってアンモニアが中和され、血液中のアンモニア量が抑えられるのでは、と推測しています」
腸内で短鎖脂肪酸を増やすためには、水溶性食物繊維も有効だ。全粒穀物や海藻には水溶性食物繊維が豊富。食生活から疲労臭を改善していこう。
さらに、前述のように加齢臭は基本的に「外側からの対策」で抑えることができるが、最近の研究で「内側からの対策」も有効であることがわかってきた。
「加齢臭は、皮脂腺から分泌される皮脂が紫外線や体内で生じた活性酸素によって酸化して生じる2-ノネナールのにおいです。抗酸化作用のあるアントシアニンやビタミンCを多く含むカシス、ポリフェノール類やクエン酸を含む梅を取ることによって、2-ノネナールの発生が軽減されます」







