カシス粉末を1日6g、1週間取ることで2-ノネナールの発生が49%減少することや、梅ジュース(360ml)と梅ゼリー飲料(120ml)を12日間摂取することで、2-ノネナールの発生が40%減少することが確認されている。
また、体内で生じた活性酸素を打ち消す働きがあるとされる栄養成分は、ビタミンCやビタミンE、カロテノイド、ポリフェノールなどいろいろある。これらの栄養を含む色の濃い野菜やフルーツ、ナッツ類を意識して取ろう。
適度に汗をかくことで
さらさらの汗を目指そう
「外側からの対策」や「内側からの対策」に加えて、生活習慣や日々の行動を変えることで、発生を抑えられる体臭もある。
【生活面からの対策が有効な体臭(皮膚ガスの成分)】
汗臭(イソ吉草酸)
ミドル脂臭(ジアセチル)
疲労臭(アンモニア)
加齢臭(2-ノネナール)
「汗臭」の原因になるイソ吉草酸も、「ミドル脂臭」の原因になるジアセチルも、皮膚の常在菌が汗や皮脂を食べることで発生する。
「運動不足でほとんど汗をかかなかったり、冬の寒い時期、あるいは冷房の中で汗をかかずに過ごす生活は汗腺を休眠させてしまいます。すると、たまに汗をかいたときに、汗が塩分を多く含むベタベタした汗になり、乾きにくくなります。実はベトベトした汗は皮膚の常在菌が好むエサとなり、におう汗になりやすいのです」
日頃から運動をして汗をかくようにし、さらさらの汗をかくように汗腺を活性化させよう。
「疲労臭の改善のためには、湯船につかることも大切です。気持ちいいと感じる温度のお湯につかることによって筋肉の疲労が取れ、アンモニアの発生が抑えられます。精神的ストレスも軽減され、夜の寝付きも良くなる効果があります」
強い日射しに含まれる紫外線も皮脂の酸化の原因となり、「加齢臭」のもとに。紫外線を避けるため、日傘や帽子を活用しよう。
加齢臭だけでなく、紫外線は疲労臭や汗臭にも影響を及ぼす。
関根氏は、暑熱ストレスと皮膚ガスの関係を調べるために、夏季晴天時に(1)日なたを歩行する、(2)街路樹の緑陰を歩行する、(3)日傘をさして日なたを歩行する、の3パターンで20分の歩行を実施し、皮膚ガスの放出量を調べた。







