ただし、日本の高速道路では、いったん流出して再流入すると、基本的には乗り通すよりも通行料金が高くなります。特にETCの深夜割引(※)が関連すると、その差がさらに大きくなるケースがあります。

※注:NEXCO3社などの対象路線で午前0時〜午前4時に走行すると、通行料金が約30%割引される制度。対象時間帯に走行した部分のみを割引とする「見直し」がアナウンスされていますが、2026年9月現在、実施時期はまだ明らかになっていません。

 例えば、午前3時半に高速道路から降りて仮眠し、午前4時を過ぎた後に再流入すると、再流入以降の走行は深夜割引の対象外となり、そのまま乗り通すよりも割高になってしまうのです。

眠くならない場合も
無意識の疲労に要注意!

 とはいえ、眠気が収まらないまま走行し、高速道路で事故を起こすと、通行料金とは比較にならないほどの経済的負担が生じるほか、身体へのダメージも大きくなります。通行料金が多少割高になったとしても、躊躇せずに一般道での休憩を選びましょう。

 仮に眠くならなかった場合も、高速道路で長時間の運転を続けていると、どうしてもドライバーには疲労がたまります。そうした疲労の蓄積は、集中力の低下を生み、事故のリスクを高めます。

 このため、もしお使いのクルマがACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)に対応している場合は、積極的に活用しましょう。

高速道路で「うっかりガス欠」を招く“空白エリア”の実名、100km以上もガソリンスタンドなし!クルマのステアリングにあるACCのスイッチ Photo:PIXTA
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 ACCとは、クルマに搭載されたカメラやレーダーなどで先行車を認識し、アクセルやブレーキを自動で制御することで、適切な車間距離を保ちながら走行できる運転支援機能です。ACCを使用したドライバーは、アクセルやブレーキを手動で操作して車間距離を保つ手間から解放されます。

 渋滞中もACCを適切に使えば、アクセルやブレーキ操作の多くをクルマに任せながらやり過ごすことができるのです。

 ただし、ACCも万能ではありません。隣の車線からの急な割り込みや、滑りやすい路面での運転など、イレギュラーな場面には対応できないこともあります。

 突発的な事態に対応できるよう、ドライバーはACC利用中も、周囲の状況にしっかりと気を配ることが重要です。また、凍結した路面などの危険な状況では、ACCの使用を控える必要があります。

 不測の事態に備えて、ドライバーが集中力を維持しておく上では、やはり定期的にSA・PAを利用し、適度な休憩を取ることが大切です。