プロ野球で落合博満さんが中日ドラゴンズの監督に就任した年に、チームの戦力を見極めて補強をせずに優勝させたのも、達人級に人を見る力があったからだと思います。私は落合さんレベルには到底及びませんが、少なくとも人をよく見て想像しているところは共通している気がします。
「人を見る目」は
人を見てこそ養われる
では、プロフェッショナルと出会う以外に、人を見る目を養うにはどうすればいいか。それは、とにかく人を見て学ぶほかないと思います。
チームで仕事をしていれば、「この人はチームの輪を乱すな」「なんでこの人はマイナスにしかならないことを言うんだろう」などと感じる経験はたくさんあるはずです。私もそういった人たちとの仕事で苦い経験を重ね、失敗を犯しがちな人のタイプについて身をもって学んできました。
同時に、「この人の資料は読む人のことを考えて作られているな」など、進行がしやすくて質の高い仕事から、想像力があって気遣いのできるタイプについても学びました。
そのためには場の空気を読んで、観察することも大切です。私は子どもの頃に人の顔色ばかり伺っていたせいか、空気を読むことは得意なタイプです。
ただ、今では空気を読みつつ「あえて空気を読まない」という選択をするようにもなりました。
それはお笑いという、空気を読む力が多分に求められる世界で活躍する芸人さんたちと仕事をしてきた影響が大きいかもしれません。
突破力のある芸人さんは、その場の空気を読んだ上で、ある種空気を読まない方向へと持っていくことで、大きな笑いを生んでいます。
ほかの業界でも、仕事ができる人は気遣いができる一方で、あえて波風を立てながら突破していく力を備えている印象があります。ただお互いに空気を読み合っているだけでは、新しいモノは生まれないです。
上司からストップがかかったとき
問題点をとことん突き詰める
会社内で企画を通そうとしたとき、上司に「ダメだ」と言われて諦めてしまうのはもったいないと思います。私は「では、どこが問題なんですか?」と話を聞きに行き、その都度問題点を解消するようにしていました。
問題があるからダメなら、問題をなくせばいいわけですから。







