ほとんど高速に乗らない人には
ETCは不要!?
筆者が高速道路を利用する際、料金所で一般レーンを選択するクルマを横目で見てみると、しばしば訪日観光客らしき外国人が運転していることがありました。
本来であれば、レンタカーと一緒にETCカードもレンタルできますし、高速道路が定額で乗り放題になる外国人観光客向けのETC割引パスも、地域限定で用意されています。
にもかかわらず、旅行者が一般レーンを利用している背景には、「元々は下道を通るはずだったのに、急に高速道路を利用することになった」「ナビの誘導で間違って高速道路に乗ってしまった」といった、異国の地ならではの不測の事態があるのかもしれません。
また、SNSに投稿されている「ETCを使わない理由」を見てみると、「そもそも、ほとんど高速に乗らないから」という意見が多くありました。
先述の通り、ETCを利用するには自費で車載器を購入する必要があります。カー用品店で「取り付けサービス」を利用すると、本体料金のほかに、取り付け工賃とセットアップ費用もかかります。機種にもよりますが、初期費用は合計で2万円前後となります。
下道での通勤や買い物がメインで、高速道路をほとんど利用しない人の場合、確かにこの出費は痛手だと言えます。ごくまれに利用するETC割引の金額だけで、初期投資を回収するには膨大な年月がかかりそうです。
なお、国土交通省が公表している「ETCの利用状況」を車種別に見ると、普通車のETC利用率が96.9%なのに対し、軽自動車は89.0%となっています(2026年7月時点)。
軽自動車を多く扱う販売店で話を聞いてみたところ、「だいぶ少なくなったけれど」と前置きしたうえで、セカンドカーで軽自動車を使っている人や、市街地だけで事業用車を利用している法人も、ETCを付けないケースがあるとのことでした。
これらの情報からも、あまり高速道路に乗らない人は、ETCを利用していない実態がうかがえます。
また、めったにクルマに乗らない人の中には、「自分名義のETCカードは自分のクルマでしか使えない」と誤解している層が一部存在するようですが、もちろんETCカードは他人名義のクルマやレンタカーに差し替えて利用できます。







