ドーパミン断ちを成功に導く
入念な「計画の立て方」

 まずは次の演習で、やめることを考えている物質や行動、やめる予定の日付、どれくらい続けるつもりかを書き出してほしい。また、断ち始めてから最初の10~14日間に経験しそうな離脱症状についても考えておこう。

 例えば私は4週間、官能小説に対するドーパミン断ちを行うことに決めた。そして退屈する、不安になる、眠れなくなることを予想した。予想した離脱症状はもれなく現れた。しかもその症状の深刻さには驚かされた。特に、これまで主に夜に読書をしてきたため、読まない夜というのがきつかった。私は衝動的に小説を読まずに自分自身を眠りにつかせる術を忘れてしまったようだった。

表1 インタラクティブ演習 やめる日を決める〈アンナの場合〉同書より転載 拡大画像表示

 ライリーは4週間、デジタル娯楽を一切諦めることに決め、「退屈、孤独、不安でおちつかない感じ」がするだろうと予想した。

 アンディは30日間、ウォーキングと軽いサイクリングを除いて運動を控えることに決めた。具体的には、怪我の原因となったジムや運動機器には近づかないことにした。それで「もっとやらなくては体型が崩れてしまう」という精神的/感情的苦痛を味わうだろうと予想した。

表2 インタラクティブ演習 やめる日を決める〈ライリーの場合〉、表3 〈アンディーの場合〉同書より転載 拡大画像表示

 さあ、あなたの番だ。ドーパミン断ちを計画してみてほしい。

『脱ドーパミン中毒』書影『脱ドーパミン中毒』(アンナ・レンブケ著、恩蔵絢子訳、新潮新書)