ホンダ元副社長が“電撃復帰” トヨタ・ホンダ・日産を斬る!【モビリティショー2026】#5Photo:Diamond

ホンダの海外二輪事業を飛躍させ、取締役副社長として日産自動車との経営統合協議も舞台裏で支えた青山真二氏。だが、2025年4月、青山氏は約40年勤めたホンダを突然去った。辞任の真相や、騒動のその後、そして古巣への思いとは。特集『ホンダ元副社長が“電撃復帰” トヨタ・ホンダ・日産を斬る!【モビリティショー2026】』の本稿では、ダイヤモンド編集部の取材に対して青山氏が独白した『【独白】ホンダ・青山元副社長が失脚後メディア初出演!「いい夢を見ない…」辞任の真相と電撃復帰のワケとは【往路編】』のテキスト版をお届けする。電撃辞任後としてはメディア初登場となる青山氏が、26年3月期に上場以来初赤字を計上したホンダの経営戦略や、自ら“右腕”として支えた三部敏宏社長の経営責任などについて語った。(聞き手/ダイヤモンド編集部上級編集委員 阿部欣司、構成/ダイヤモンド編集部 山本興陽)

副社長辞任の事案、示談を経て不起訴に
辞任からの1年半、抱いていた思いとは?

――ホンダの副社長辞任後、初のメディア出演です。取材を受けた理由は。

 意に反する形で、会社を辞めざるを得ませんでした。中途半端なままきているので、自分自身がやり遂げられなかったことをやり遂げるためのプロセスになればいいなとの思いがありました。

――辞任のきっかけは、2次会で女性の接客を伴う飲食店を利用し、接客した女性店員側から不適切な行為があったとの訴えを受けたことです。それを受け、2025年4月に副社長を辞任し、ホンダを去りました。

 どこまでコンプライアンス(法令順守)とするかはあるものの、私の件について、会社として「問題である」と捉えたことはやむを得ないと思っています。

――一連の事案は現在どうなっていますか。

 先方から訴えがありましたが、示談を経て、不起訴となっています。

 私個人からすると、不起訴処分になっていることもあり、全て終了しているとの認識ですが、ネットやメディアで調べれば、出てくる状態ですからね……。

――辞任からの1年半は、どんな思いで過ごしていましたか。

 端的に言うと、いい夢を見ないですね。

――具体的にどんな夢でしょうか。

 悪夢ではないですが、仕事に関連するような夢を見ることが非常に多くなりました。ホンダで仕事をしている間は、仕事に関連する夢は一度たりとも見たことがありませんでした。

 言葉で表現するのは難しいですが、辞めたことに対する悔しい思いや無念さみたいなものがあるんだろうなという気がします。ただし、辞めたことが覆る話でもないので、あまり悩まないようにしています。

――現在、無職だとお聞きしました。

ホンダ副社長の辞任理由となった事案はクリアになったと話す青山氏。では、辞任からの1年半はどのような思いで過ごしていたのか。そして、1957年の上場以来初の最終赤字に対するホンダの三部敏宏社長の経営責任にはどのような考えを持っているのか。また、三部社長には「2つの要望」があるという。次ページで青山氏が語り尽くす。