コンサル大解剖Photo by Akira Yamamoto

コンサルビッグ4の一角、KPMGコンサルティングは売上高成長率が20%弱とビッグ4の中でトップ水準にある。長期連載『コンサル大解剖』では前後編の2回にわたり、代表の一人である関穣氏のインタビューをお届けする。後編となる本稿では、2026年7月からスタートした新たな中期経営計画の5つの柱と数値目標、またそれを実現するために実施した組織再編の中身を関氏が明かす。また、採用数の目標に加えて、新卒採用を増やすという採用戦略も解説。AI時代で若手の大量採用がリスクにもなり得る中、関氏が考える人材育成の在り方とは。(聞き手/ダイヤモンド編集部 山本 輝)

新中期経営計画のポイント
大きな組織再編にも着手

――2026年7月から、新しい中期経営計画がスタートしました。

 アカウント(顧客)フォーカスやエンド・トゥ・エンドでクライアントの課題解決をサポートできるラインアップをそろえていくという大きな考え方は、前回の中期経営計画から変えていません。具体的な戦略としては、五つの軸を立てています。

 まず一つは、よりリーンな組織・経営モデルを構築していくというもの。成長と同時に生産性を高めていく方針です。実は、この文脈に基づいて今回、大きな組織再編を行っているのですが、それについては後ほど説明します。

 二つ目はAIファースト。クライアントのAI活用ニーズに応える対外の支援に加えて、内部のコンサルティングビジネスにおけるAI活用も積極的に取り入れていきます。

 3点目は、いわゆる成果報酬型のビジネスのような、新たなサービスモデルを継続して追求していくことです。