2.1行目で興味を持ってもらえる文書を心がける
 採用担当者は1日に数百枚ものESを読む。
 1枚のESをわずか数分で読む。
 その中で、きみの魅力を探る。
「何が言いたいのか分からない文章につき合えない」それが本音だろう。
 だからこそ、1行目で興味を持ってもらえるかが重要だ。持ってもらえれば、その後もしっかりと読んでもらえる可能性が高い。
「学生時代に頑張ったことはサークルです」では惹き付けられない。
 具体的にサークルで何を頑張ったのか。それを1行目に分かりやすく書き出したい。「ゼミで〇〇の改革に取り組んだ」と力を入れた活動を具体的に書くのもいいだろう。「〇〇にこだわったテニスサークルでの活動」など、自分の価値観を伝えるものでもいい。
 きみが採用担当者の立場に立つ。そして、一番興味をもってもらえそうな表現を検討して書き始めよう。

3.必ず1次募集で出す
 第1志望群の企業には1次募集で必ずESを提出する。こだわってほしい。
 第1志望なのに2次募集で応募する。その姿勢から何が伝わるか。
 残念ながら「1次募集に準備が間に合わなかった」ことだ。もしくは「1次募集のときは別の企業を受けていた=ウチは第一志望ではない、もしくは他を落とされて受けてきた」だろう。
計画性・熱意・能力、そのすべてが足りない人だと思われてしまう。
 もったいない。実際に、人事担当者に聞くと、1次募集から大部分の内定を出している企業がほとんどだという。当然だろう。
 志望度・能力ともに高い人は1次募集に集まってくる可能性が高い。ESに書く内容以前の問題だ。これは意識を変えるだけでできる。やろう。