黒字社長になるために絶対意識すべき2つの数字
では、黒字社長になるためには、どのような数字を意識しなければならないのでしょうか?
答えは2つあります。
それは、「利益」と「現預金(キャッシュ)残高」です。
まず一つ目の「利益」ですが、当然のことながら黒字になるということは、売上を上げる一方で、その範囲内で原価と経費を抑えて利益を出すことが必須になってきます。
ここでのポイントは、「売上さえ上げればよい」という感覚を捨てることです。
社長の中には営業畑出身者が多いということもあり、売上獲得に対する意識の高さには目を見張るものがあります。
ですが、これらは増収が当たり前だった時代では成立する話ですが、現在のように経済環境が目まぐるしく変化する状況では、売上さえ上がればよいという考えでは問題があると言えるでしょう。
実際に、「昨年度を超える売上を上げる!」「目標売上を必ず達成する!」という意気込みで社長、社員が一体となって取り組んでいる会社でも、決算を終えて蓋を開けてみると赤字ということが多々あります。
売上を上げることはもちろん重要ですが、会社を継続していくためには、利益を確実に出して黒字企業であり続けることがさらに重要なのです。