今回は、前回に引き続き、先進デジタルITを活用した新しい働き方について考えてみたいと思います。
私がはじめて就職したころは、先輩から「仕事はコミュニケーションが命」と叩き込まれてきました。また、よく「ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)」が肝心とも言われていました。あるいは、「チームワークを大切に」などとも言われたものです。
「デジタル」ITは、ビジネスにおける、そういったコミュニケーションとチームワーク、つまりコラボレーションの方法を大きく変えています。このことを「UCC:ユニファイド・コミュニケーション&コラボレーション」と言います。
大昔には、コミュニケーションの方法は、対面しかなく、その後、電話が生まれ、ファクシミリが生まれ、そしてメールが生まれました。
少し前になりますが、携帯メールが浸透したころ、電車の中で女子高生が「メールじゃまどろっこしいから、面と向かって電話する!」と言っていたのを覚えています。この場合、彼女たちにとっては、対面していないはずの電話での会話を「面と向かう」という密度で表現しているのです。
これはコミュニケーションの手段が、より多層化していることの証明なのだと思います。
さらに、チャットが生まれ、「ソーシャルネットワーク」が生まれ、インターネットを介した、パソコンでできるテレビ電話やテレビ会議システムが登場してきています。
これらの「コミュニケーション」の進化は、何をもたらすのか?
仕事は「コミュニケーションが命」なのですから、当然ですが、働く方々の生産性が大きく変わってきています。
アバナードの社内は
「コールセンター」のような雰囲気?
我々の会社アバナードでは、お客様から「働き方改革」についてのお手伝いを頼まれることがあります。
我々自身が、デジタルITのお手本になることは、このビジネスをする上で、とても重要なことになります。
そのためアバナードでは、メールと予定表、チャット、パソコン・テレビ電話、テレビ会議の仕組みが、世界70拠点で全て統一されていて、同じITの基盤で構築がされています。