日本ではあまり馴染みがないが、10月16日は「ボスの日」だ。1958年にアメリカで始まったもので、部下がボスにプレゼントを贈るなどしてねぎらう日なのだという。中には、「ねぎらいたいボスなんていない」という人もいるかもしれないが、実際に日本での「ボスと部下の関係」はどうなのだろう。ネオマーケティング(東京都渋谷区)が行った「上司に関する調査」を見てみたい。
調査期間は9月26日~29日。調査対象は、上司がいる全国の会社員男女600人(20~49歳/各年代200人ずつ/男女300人ずつ)。
年代が上がるにつれ
上司への評価は厳しくなる傾向
まず、「あなたの現在の上司に総合的に点数をつけるなら、素晴らしい上司を100点とした場合、何点ですか」という質問をしたところ、平均は「68.6点」だった。点数別では80点台を選んだ人が全体の27.5%と最も多かった。「最高というには少し足りない部分もあるが、概ねいい上司」といったところだろうか。
「上司は100点」という、恵まれた環境にいると答えた部下は全体の3.5%。年代別で見ると、「100点」を選んだ人は20代=7.0%、30代=2.0%、40代=1.5%となっており、年齢が上がるに連れて、上司を見る目がやや厳しくなっていくことがわかる。逆に、30点台以下を選んだ人は40代が最も多く、20代が最も少なかった。相性が良ければ、もしくは適正な教育を行えば、若いうちは部下から「最高な上司」と思ってもらいやすいと言えそうだ。
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