また、今年4月には東京で国際眼科学会が開催されましたし、10月には「弁護士のオリンピック」とも言われる国際法曹協会年次総会が予定されているなど、学会ものようなものも目白押しです。

 賓客を迎える際には随行者の部屋もかなり必要なので、部屋の広さと数については、他のホテルとは違う構成を見極めていかなくてはいけないですね。

――外国人には接客の積極性も求められています。

 外国人のお客様にはレストランやフロント、プールでも「おはようございます○○様」などと積極的にお声掛けするのが好まれる傾向にあります。一方で「そういったのは嫌」という方も当然いらっしゃるでしょう。このあたりの塩梅が難しい。お客様の滞在の目的や接客ニーズを察知できる人材を早く増やさなければいけないと思っています。

 そのために、英語を含めた研修にかける予算も増やしてますし、今春、20年ぶりにベースアップをしました。待遇面での改善も行うことでモチベーションアップにつなげます。

 ちょうど今、団塊世代の退職により、人材の若返りのタイミングを迎えています。20年の東京五輪の時は当ホテルが創業130周年を迎える節目の年。次の時代の帝国ホテルを担う人材を育てていくことも大きな課題にもなっています。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 柳澤里佳)