ビジュアルコミュニケーションを活用し、
成長を続けるブランドの存在

 ITや映像、サウンド等、ビジュアル関連のテクノロジー革新により、ビジュアルコミュニケーションはここ数年で格段の進歩を遂げている。その恩恵は、ブランディングにおけるビジュアルコミュニケーションにも及んでいる。これまで不可能だった表現方法が次から次へと編み出され、顧客に対してブランドをより身近なものとして理解してもらう機会は増大し、絆はさらに深まっているのだ。言うまでもなくブランディングにおけるビジュアルコミュニケーションの役割は以前よりも遥かに大きくなっている。

 それは、広告宣伝という狭い枠に限定された話ではない。家でスマートフォンを見ている時、お店でショッピングをしている時、街を歩いている時など、ブランド体験のあらゆる場面にビジュアルコミュニケーションが埋め込まれ、活用されているのである。

 ここで、ビジュアルコミュニケーションを上手く活用している「ブランディング3.0」の事例をいくつかご紹介したい。

事例1: 常に新鮮な印象を保ち、
生活者を飽きさせないビジュアルコミュニケーション

Doodleの、自由な表現のシンボル共創によるビジュアルコミュニケーション

ビジュアルの力で、「日本ブランド」を「世界ブランド」へ――ビジュアルコミュニケーションの可能性

 Google の検索ページを使ったことがある人なら、Googleのシンボルが時折変わることを一度は目にしたことがあるだろう。Google では祝日や記念日、有名な画家や先駆者、科学者たちの生誕などを祝う時に、自由な発想でユーザーと共に Googleのシンボルを変化させている。

 この変化するGoogleのシンボルが“Doodle”である。検索ページを訪れたユーザーは、Google社員やユーザーなど、世界各地から寄せられたアイデアにあふれるユニークなシンボルから、その日何があったかに思いを馳せ、「個性や革新への熱意」といったGoogleが目指す世界観をユーザーと共に創り出している。