新しい切り口は肌荒れや
ダイエットの失敗原因

 売れる商品を作るためには、コアとなるコンセプトとストーリーが必要です。便秘解消以外に、多くの消費者が魅力と感じる切り口を見つけるため、私たちはメディアの記事や専門家の意見など徹底して調査することにしました。

 そこで出合ったのが、2000年代初頭の当時、医学界で注目され始めていた「汚れ腸」というキーワードです。「汚れ腸」は、いわば軽度の便秘で、腸に宿便や残便といった汚れがたまっている状態のことをいいます。肌荒れやにきびなどの原因にもなるともいわれますが、通じは定期的にあり、お腹が張るなどの自覚症状がないため、本人は腸にトラブルがあることに気がつきません。

 後日、再び若い女性を対象に個別にインタビューをしてみると、肌荒れやにきびに悩んでいる人が非常に多いことが分かってきました。

 また、次に行ったグループインタビューでは、「便秘ではないので食物繊維に興味がない」と答えた人に、 「肌荒れに悩んでいませんか?」 「ダイエットしても結果が出なくて悩んでいませんか?」 「高価なサプリメントに高額を支払っても効果が実感できていないのでは?」 と、別の質問をしてみました。

 すると、「Yes」と答える人が大多数でしたので、さらに彼女たちに、専門家の監修を受けて作成した、次のようなメッセージを投げかけました。

「実は気づいていないだけで、あなたの腸が汚れているのかもしれません。汚れ腸になっていると、高価なサプリメントを飲んでもその成分を吸収できません。また、どんなにダイエットをしても、腸が汚れていると代謝が上がらず、脂肪が燃えないのです」

 最後に、汚れている腸の写真を見せながら、「腸をきれいにするには、食物繊維の摂取がとても効果的です」という解決策を提示するという展開です。