9つのプラスの思考が「根拠なき自信」をつくる

「自己効力感」「自己肯定感」「失敗許容力」の3つの力を獲得するには、自分にとってプラスとなる思考を仕事や生活を通して意識的に身につけることをおすすめします。

 それらのプラス思考には、以下の図にあるように9種類あります。

「根拠なき自信」を形成する9つの思考

 

「根拠なき自信」をつくる3つのステップについて、ここで確認しておきましょう。

第1ステップが、「根拠なき自信」を身につけるための心理的資源を獲得する9つのプラスの思考を仕事や生活の中で取り入れることです。

第2ステップが、自信を下げる原因となる7種類の「マイナスの思い込み」のうち、自分の心の中にあるものを見極め、それらを捨てることです。

第3ステップが、「本物の自信」を作り出す行動習慣です。勇気を持って前に一歩踏み出す行動が「根拠なき自信」を「本物の自信」へと変えるのです。

久世浩司ポジティブ サイコロジースクール代表
1972年岐阜県大垣市生まれ。慶應義塾大学卒業後、P&Gにて、高級化粧品ブランドのマーケティング責任者としてブランド経営、商品・広告開 発、次世代リーダー育成に携わる。在職中にレジリエンスについて学び、応用ポジティブ心理学準修士課程修了。P&Gを退職後、ポジティブ心理学の実務家を育成する社会人向けスクールを設立。レジリエンスを活用した企業人材の育成に従事。認定レジリエンスマスタートレーナー。企業向けの「レジリエンス・トレーニング」は、NHK「クローズアップ現代」や関西テレビ「スーパーニュース」でも取り上げられた。 主な著書に、『世界のエリートがIQ・学歴よりも重視!「レジリエンス」の鍛え方』(実業之日本社)、『なぜ、一流の人はハードワークでも心が疲れないのか?』(SB Creative)、『リーダーのための「レジリエンス」入門』(PHP研究所)等がある。

※次回は、9月18日(金)に掲載します。