経営者(7) サブカテゴリ
日本企業が海外進出を本格化して久しいが、グローバル経営の舵取りは困難さを増している。グローバル・レベルでの効率性を追求する一方で、現地市場への適合や迅速な意思決定が求められている。さらには、遠隔地で発掘した競争優位の源泉を組織として学習し、全世界的に展開する能力も問われている。グローバル企業のCFOは、これら異なる要求から生じるトレード・オフを克服し、複雑な方程式を解くことで、自社にとって最適なグローバル経営の姿をナビゲートする責務を担っている。

EYアドバイザリーが「フォーチュン・グローバル500」企業と「日経225」企業、それぞれ約100社のCFOについて調査したところ、そのキャリアの違いが大きく浮かび上がった。すなわち、欧米のグローバル企業では、さまざまな国や地域、事業を経験させながら、経理・財務にも経営戦略や事業にも明るい、言わば「スーパーCFO」を育成している。この結果を裏づけるように、多くの調査がCFOに期待される能力と役割が拡大していることを示している。本稿では、21世紀にふさわしいCFOを探るために、その役割やキャリア・デザインについて考察する。

2015年の世界のM&A総額は金融危機前の2007年を上回り、過去最高を記録した。その背景にはアクティビスト・ファンドの動きが活発化したことがある。企業にとって敵対的な存在と見られがちなアクティビストだが、近年は機関投資家との連携を深めており、株主提案で勝利するケースが圧倒的に増えている。彼らと対話し、圧力を退けるにはM&Aをはじめとする成長戦略によって株主価値を向上させることが最善の策となる。

第11回
セル・バイ両サイドアナリスト業務に豊富な経験を持つ北川哲雄氏は、欧米の上場企業のガバナンス事情にも通じ、伊藤レポート「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~」プロジェクトにも参加した。コーポレート・ガバナンス・コードの公表から約1年。日本のコーポレート・ガバナンスの今後の展開について、北川氏に聞いた。

第3回
「草刈機まさお」などユーモアたっぷりの商品名で注目の農業用運搬車業界トップのキャニコムだが、決して値下げはしない。同社の包行会長は「安く売って儲かった人、成長した企業はひとつもない」と断言する。

第2回
「草刈機まさお」や「ブッシュカッタージョージ」、「ヒラリー」などのユーモアかつ、度胸あるネーミングで世界にも打って出る農業用運搬車業界トップのキャニコム。そんな大ヒット商品のネーミングをしているのは、すべて同社の包行均会長だ。

第1回
ユニークな企業には、ユニークな経営者がいる。福岡県うきは市に本社を置く「キャニコム」の二代目、包行均会長もその1人。「斜陽」と言われて久しい業界で、「なんでも三流」だったメーカーを「超一流のグローバル中小企業」を目指せる会社へと変えた。

第3回
ユニクロに次ぐブランドとして2006年から始まった「GU(ジーユー)」は、独自のコンセプトで多くのファンを獲得している。増収増益を続けるGUをけん引しているのは、かつて野菜事業で大赤字を出し、一度は経営の世界を退いた柚木治氏。柚木氏に、経営復帰の背景と経営者としての哲学を聞いた。

第149回
まさかのLINE流出で世間を騒然とさせているベッキーの不倫騒動。その後の謝罪会見にも大きな批判が集まっている。この「謝罪」については、企業やビジネスパーソンもいつ当事者になるかもわからず、決して人ごとではない。

第2回
世界26ヵ国に180以上の生産・開発拠点を持ち、150を超える国で事業を展開しているブリヂストングループ。創業の翌年から海外への市場調査とともに輸出を開始するなど、早くから世界を目指して事業を展開している、同社CEOの津谷氏に、世界トップシェア企業となった裏側、グローバルな視点から考える経営体制や組織体制、人材育成について伺った。

第147回
どうやら昨今は「スタートアップがブーム」だそうだ。「バブル」だという人もいる。しかし、昨今のスタートアップを見ていると、スタートアップはイノベーションとセットであり、さらにそこには「正義」が要る。そのことをわかってていないように思う。

第1回
キリンビールは長くビール業界を牽引してきたが、2001年に首位を他社に明け渡した後、近年5年連続でシェアを落とすなど低迷が続いた。そんななか、2015年上半期は「一番搾り」等のビール課税出荷量が19年ぶりに増加。競合のなかで唯一シェアアップし、業績の低迷から一人勝ちへ転じた。2015年1月に同社の代表取締役社長に就任した布施氏に経営戦略や組織運営の根幹について話を聞いた。

第1回
デル、コダック……2000年代に失速した企業に学ぶ教訓とは?
かつて成功した企業が凋落するのはなぜか? をテーマに、『フォーブス』誌発行人を務め、連続起業家でもあるリッチ・カールガードが「成功し続ける企業」の条件を分析する。

いわゆる「お家騒動」で世間の注目を集めることとなった大塚家具。今年3月の株主総会を経て経営体制を一新、2015年中間期は赤字予想から一転、黒字を達成した。事業計画は今後どのような戦略の下で運営されるのか。大塚家具は確固たる成長軌道に乗ることができるのか。中期経営計画の実現度を大塚久美子社長に詳しく聞いた。

第16回
私は、会社が働く人たちに与えることのできる幸せは、次の二つだと思っています。1つ目は働く幸せ、2つ目は経済的な幸せです。あえて、順番をつけてあるのはこの順番を決して間違ってはいけないからです。働く幸せを十分に感じている人の方が、結果として稼ぐことができるのです。

「経営の神様」とも称される稲盛氏だが、その経営哲学はいかにもシンプルである。「人の心を大切にする」「人として正しい道を踏む」─-─-。経営者として50有余年の歴史を刻んできた稲盛氏が経営の心、人生の心を語る。

シリーズ累計195万部超を記録する真山仁氏の小説『ハゲタカ』。最新作となる『ハゲタカ外伝 スパイラル』では、多くの中小企業が抱える問題そのものを投影しているが、小説を書く中で真山氏に中小企業再生の答えは見えたのか。

IFRS(国際財務報告基準)を適用する日本企業が急増しているという。「日本版IFRSロードマップ」公表時の金融庁長官で、現在IFRS財団でトラスティ(評議員)を務める佐藤隆文氏に、そのトレンドの背景や日本企業がIFRSを採用することの意義を聞いた。

長く生き残る企業と消えてしまう企業が分かれる決定的な差は、「社長の資質」に他ならない。あなたの会社や取引先の会社の社長は、大丈夫だろうか。危ない会社の危ない社長に共通する10のトレンドを、帝国データバンクの情報統括部長が詳しく解説する。

LINE前社長である森川亮氏が、海外進出を視野に入れた女性向け動画プラットフォーム『C CHANNEL』を立ち上げ、いま注目を集めている。48歳でのLINE(株)社長退任とゼロからの出発の背景には、何があったのか。その経営哲学に迫る。
